寺社仏閣

重陽の節句・法輪寺

今までに、桃の節句、端午の節句、七夕の節句といった節句を紹介させて頂いておりますが、皆様は9月にも節句があることをご存知でしょうか。この9月の節句は重陽の節句と言い、他の節句と同じように邪気を払ったり、長寿を願う風習として平安時代の初め頃に…

詩仙堂・秋明菊

皆様は添水がどのようなものかご存知でしょうか。これは「そうず」と読むのですが、「ししおどし」と言われればどのようなものか思いあたるのではないでしょうか。茶室や日本庭園のイメージの中に、この添水の音を思い出される方も多いかと思いますが、では…

二尊院・萩

早いもので本日から9月に入り、少しずつですが、秋の気配が感じられるようになってきているのではないでしょうか。これから秋が深まるにつれ、数多くある紅葉の名所で秋を楽しむことができますので、今までにも、いくつか紅葉の名所をご紹介させて頂いてお…

浦島太郎伝説・浦嶋神社

先日ご紹介しました伊根町には、皆様ご存知の浦島太郎伝説の最も古い起源を持つとされている神社が残されており、乙姫の打ち掛けや玉手箱など浦嶋伝説ゆかりの宝物が今も伝えられています。また、浦嶋の絵巻物と言われているものも残されており、こちらは国…

安楽寺・鹿ケ谷カボチャ供養

今日から、京都三大祭りの一つ、祇園祭の宵山が始まりますね。夜になるとたくさんの屋台が並び、山鉾には提灯が灯され、お囃子が聴かれます。今年の宵山は全日程が平日なので、行こうとすると大変な方も多いと思いますが、少しでも時間があれば、浴衣を着て…

五智山蓮華寺・きゅうり封じ

皆様はどのような夏野菜がお好きでしょうか。ナスやトマト、ピーマンや枝豆、きゅうりなど、夏には美味しい野菜がたくさんあるのですが、夏に限らず旬の野菜は美味しく思いますね。これらの夏野菜も、今では年中スーパーに並んでいたりもしますが、なるべく…

法金剛院・蓮

皆さまは「ハスのお寺」と呼ばれているお寺があることをご存知でしょうか。右京区にある法金剛院のことを指してハスのお寺と呼ぶのですが、その呼び名の通り、7月になると境内のあちこちに蓮が咲き、まるで極楽浄土のようだと言われています。 この法金剛院…

恵心院・花のお寺

ついに6月に突入し、2008年も折り返し地点を迎えつつありますね。これから梅雨に入り、ジメジメとした日が続きますし、夏に向けて気温もどんどん高くなってゆきますので、健康第一で頑張っていきたいですね。とはいえ、梅雨に入ると家の中で過ごすことが多く…

善峯寺・桂昌院

皆様はテレビドラマで大奥を見られたことがありますでしょうか。また、この大奥に登場する人物に、桂昌院と呼ばれる女性がいることを覚えておられるでしょうか。この桂昌院という女性は、実在する女性なのですが、徳川五代将軍綱吉の母であり、生類憐れみの…

勧修寺・睡蓮

皆様は勧修寺というお寺をご存知でしょうか。この勧修寺は京都の山科にあるのですが、この寺名を皆様は何と読まれたでしょうか。「かんしゅうじ」と読まれた方が多いかと思いますし、実際、地名の勧修寺はそのように読みます。しかし、このお寺は、その名前…

相国寺・春の特別拝観

以前に金閣寺や銀閣寺をご紹介させて頂いているのですが、これらのお寺が相国寺というお寺の山外塔頭であることを皆様はご存知でしょうか。相国寺は、室町幕府3代将軍の足利義満が後小松天皇の勅命によって建てた寺院で、画僧として有名な周文や雪舟などもこ…

大田神社・杜若

先日のブログで、車折神社の境内には芸能神社と呼ばれる神社があり、本殿に貼られた数多くのステッカーや、玉垣に記された有名な人々の名前を見ることができることを紹介させて頂きました。この芸能神社の祭神が天宇受賣命であることもご説明させて頂いたの…

車折神社・三船祭

皆さまは先日京福電鉄を紹介させて頂いた際に登場した「車折神社」の読み方を覚えておられますでしょうか。これは、クルマザキ神社と読み、約束を違えないことを守る神様として信仰を集めています。桜の名所でもありますので、桜の時期にすでに足を運ばれた…

葵祭

皆さまは、京都で行われるどのお祭りが京都三大祭りと呼ばれているか覚えておられますでしょうか。三大祭のうち、毎年7月に行われる祇園祭(→こちら)や、10月に行われる時代祭り(→こちら)は以前にもご紹介させて頂いておりますので、足を運んで頂けた方も…

金閣寺・方丈特別拝観

皆様は普段どのような本を読まれるでしょうか。ミステリーやファンタジー、ノンフィクションなど、様々なジャンルの本があり、全てを合わせると年間に7万点ほどの新刊(雑誌・定期刊行物などは含まない)が発行されているのだそうです。その様な本の中には…

曼殊院

そろそろゴールデンウィークが近づいて参りましたが、皆様はお出かけの予定など立てられましたでしょうか。当社のお休みは、4月26日から29日までと、5月3日から6日までの2つの期間となっております。皆様にはご迷惑をお掛けすることとなりますが、宜しくお…

本満寺・枝垂桜

皆様は自分の住んでおられる都道府県のシンボルの木をご存知でしょうか。例えば、大阪の府木は銀杏(イチョウ)ですし、滋賀県の県木は紅葉(モミジ)です。そのように、京都にもシンボルの木があるのですが、皆様は何かおわかりになるでしょうか。花粉症の…

向日神社・桜まつり

3月も残すところあと1週間ほどとなり、少しずつ春の陽気になってきましたね。そろそろ桜の花も開き始める頃ですが、皆さまはお花見の予定を立てられたでしょうか。京都だけでなく、全国には多くの桜スポットがあり、毎年多くの方がお花見を楽しんでおられ…

平岡八幡宮・花の天井

皆様は花の名前を何種類くらい言うことができるでしょうか。花を咲かせる植物は細かい品種を含めると、世界中で約20万種にも及ぶそうです。その中で、梅だけでも日本で400種類以上(1600種類になるとの説も)あるとされており、これから盛りを迎える桜でも70…

安養寺・春祭(鉦講)

皆様が春の訪れを感じられるのはどのようなときでしょうか。鶯の鳴き声を聞いた時でしょうか。それとも、新芽やつぼみが開き始めたことに気付いた時でしょうか。さまざまな場面で春の訪れを感じられると思うのですが、本日は久御山町の人々に春の訪れを知ら…

青蓮院・東山花灯路

本格的な春も近づき、今年もそろそろ東山花灯路が開催される季節となりました。東山花灯路につきましては、以前にも紹介させていただいておりますので、そちらも参考にしていただければと思います。(→詳しくはこちら) さて、今年の東山花灯路は3月14日〜23…

随心院・小野梅園

突然ですが、皆様は世界三大美女に数えられている女性をすべて言えるでしょうか。クレオパトラや楊貴妃、ヘレネーが世界三大美女と言われているのですが、皆様の中では、自分の知っている三大美女と違うと思われる方が多いのではないでしょうか。日本で一般…

和伎神社・居籠祭

京都の南端部、奈良との県境に近い場所に、和伎神社と呼ばれる神社があります。この神社は、正式名称に和伎座天乃夫岐売(わきにいますあめのふきめ)神社という長い名前をもつ神社で、涌出宮と呼ばれていたりもします。JR奈良線の棚倉駅から歩いてすぐの…

立春・剣神社

ついに2月がスタートし、昨日は節分でしたね。あちらこちらの神社などで、節分のお祭が行われていましたが、皆様は何処かへ出かけられましたでしょうか。また、そのようなお祭へは出かけられなかった方も、ご自宅では豆まきをしたり、恵方寿司のまるかぶり…

上徳寺・世継地蔵尊大祭

皆様はお百度参りというものをご存知でしょうか。何か交渉事をするために足を運ぶことを「お百度参りをする」と言うことがありますので、耳にされることも多いかしれませんね。このお百度参りとは、本来は、神様や仏様に願い事を叶えてもらいたい時に、その…

市比賣神社

このブログをご覧頂いている皆様の中に、女性の方はどのくらいおられるのでしょうか。本日は、女性の方にはありがたい、女人守護の神社を紹介させて頂きますので、これを見られた男性の方は、是非女性の方と誘って訪れてみてはいかがでしょうか。 さて、五条…

東林院・小豆粥

皆様は妙心寺というお寺をご存知でしょうか。広大な敷地を有しているこのお寺は、もともとは花園法皇の離宮で、1337年に禅寺に改められました。境内には数多くの塔頭が並び、八方にらみの龍や日本最古の名梵鐘、明智風呂など多くの見所を抱えています。是非…

らくがき寺

皆様は、授業中にノートに挿絵を書いたり、教科書の隅っこにパラパラ漫画を書いてみたり、花火で地面に絵を書いたような経験をお持ちでしょうか。学生を卒業すると、落書きをするような機会は少なくなると思いますが、ふと暇な時間ができた時に紙とペンが転…

大豊神社・狛ねずみ

先日、干支についてお話させて頂きましたが、皆様は今年の干支でもあるネズミが活躍する話をどのくらい知っておられるでしょうか。「おむすびころりん」や「ねずみの相撲」、「ねずみの嫁入」などは皆様もご存知なのではないでしょうか。また、去年には「レ…

生身天満宮・大祓式

今日はクリスマスですが、皆様は何かプレゼントをもらわれたでしょうか。目覚めた時、何が枕元に置かれているかドキドキしながら布団に入られた方もおられることでしょう。もしくは、これをご覧頂いて入る皆様の中では、こっそりとサンタさん役をされていた…