向日神社・桜まつり

3月も残すところあと1週間ほどとなり、少しずつ春の陽気になってきましたね。そろそろ桜の花も開き始める頃ですが、皆さまはお花見の予定を立てられたでしょうか。京都だけでなく、全国には多くの桜スポットがあり、毎年多くの方がお花見を楽しんでおられますので、皆様も何処かへでかけられることでしょう。さて、皆さまは京都の桜スポットをどのくらいご存知でしょうか。以前にご紹介させて頂いたことのある平野神社(→こちら2007.4.2)や、清水寺高台寺・丸山公園などの東山エリア、哲学の道などが京都の桜スポットとしてはよく知られているのですが、本日は桜のトンネルが綺麗な、向日市にある向日神社を紹介させて頂きます。
向日神社は、奈良時代(718年)に創建されたと伝えられている神社で、祭神である火雷神上賀茂神社の祭神である別雷神の親神様にあたるのだそうです。また、現在の本殿は、
重要文化財にも指定されているのですが、1418年に建てられた三間社流造という室町時代の建築様式で、明治神宮の本殿のモデルにもなっているのだそうです。
この向日神社の建てられている向山は、京都盆地の中で最も古い古墳である元稲荷古墳(卑弥呼の墓であるとされている箸墓古墳と同時代)が造られた場所でもあり、乙訓の古墳の多くは、この元稲荷古墳を基準に造られているのだそうです。また、この元稲荷古墳は向日神社の創建とも関係があるのではないかとも言われています。
向日神社の参道は、御影石が敷き詰められ、両側に植えられた桜やツツジなどが200mにも及ぶトンネルを形作っています。このトンネルは、春になると桜の花のトンネルに変わり、多くのお花見の方が行きかいます。特に、桜まつりの行われる期間は屋台なども並び、舞楽殿でも様々な催しが行われます。それだけでなく、夜にはかがり火が炊かれ、昼間とは違った雰囲気の中夜桜を楽しむことができます。
向日神社の広い境内は緑に恵まれ、先ほど紹介した元稲荷古墳を中心とする勝山公園にも隣接しています。桜の季節だけでなく、1年を通して、季節を楽しみながらのんびりとした時間を過ごせることでしょう。是非一度、足を運んでみられてはいかがでしょうか。



向日神社
住所:〒617-0004 京都府向日市向日町北山63
開門時間:境内自由
問合せ:075-921-0217
アクセス:阪急電車 西向日駅 徒歩7分/ 東向日駅 徒歩13分
○桜まつり
日時:4月5・6日



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☆向日神社☆