温泉編その1 くらま温泉 

前任から引き継ぎ、11月より当ブログを担当することになりました。
不慣れで拙い文章となりますが、引き続き京都のミニガイド中心にご紹介させて
いただきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。


さて、11月に入り急に冷え込みが厳しくなりました。街を行く人も初秋の装いから
コートやニットのような冬の装いに変わっています。
温かい鍋料理やお風呂の恋しい季節となってきましたので、今月は京都市内の温泉を
ご紹介したいと思います。


今回ご紹介する「くらま温泉」は京都市街から車で1時間程の京の奥座敷として有名な
鞍馬の山里にあります。
日帰り・宿泊共に利用でき露天風呂からは紅葉や雪景色等四季折々の
鞍馬の山々の表情が見られます。
市内には数箇所天然温泉がありますが、その中でも景色・料理・観光が楽しめる
この季節にぴったりな場所ではないかと思います。


由岐神社、鞍馬寺貴船神社等の散策、昨年もご紹介している貴船もみじ灯篭と
併せて、お出かけになられてはいかがでしょうか。


なお、駐車場もありますが、週末は特に道中が混雑しますので電車・バスで
行かれるのがよいかと思います。

くらま温泉
住 所 :〒601-1111京都市左京区鞍馬本町520
営業時間:10:00〜21:00閉館
問合せ :075-741-2131
アクセス:叡山電車鞍馬駅下車、無料送迎バス3分



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☆くらま温泉 天然硫黄温泉・露天風呂☆

☆貴船もみじ灯篭 2009☆

興聖寺・宇治十二景 

10月も終わりが近づいてきましたが、皆様はもう紅葉狩りをされましたでしょうか。徐々に色づき始めていますので、皆様の近くでも見ごろを迎えた場所がたくさんあるのではないでしょうか。京都でも、以前にご紹介させて頂いているスポット(*[紅葉])などで見ごろを迎えた場所がありますので、またそちらにも足を運んで頂ければと思います。
さて、皆様は宇治の興聖寺というお寺をご存知でしょうか。琴坂の風景が宇治十二景の一つに数えられているこのお寺は、秋には紅葉のトンネルが奇麗なことで知られています。また、この琴坂では春には桜がトンネルを作り、自生している山吹の花も奇麗に咲き並ぶ様子が綺麗なことで有名です。曹洞宗の修行道場であるこのお寺は、1236年に道元禅師を開祖として伏見深草に建てられたのですが、禅師が越前(福井県)の永平寺に移られた後に興廃し、応仁の乱によって焼失してしまいました。その後、1649年に当時の淀城主であった永井尚政によって現在の場所に再興され、今日に至ります。本堂は伏見城の遺構と伝えられており、法堂縁側の天井には血の手形や足形がうっすらと残されていたり、廊下が鴬張りにされていたりしています。また、本尊は釈迦如来なのですが、天竺堂には手習観音と呼ばれる観音像も安置されています。この観音像は宇治十帖古跡の手習の社に祀られていた木像聖観音立像で、平安時代中期のものと言われています。
この興聖寺宇治川に面した表門から山門までの約200mの参道が先述の琴坂なのですが、参道の両側を流れる山水の小川のせせらぎが琴のような音色を響かせる為、琴坂と呼ばれているのだそうです。また、永井尚政によって再興された際に、宇治七名園の一つに数えられていた朝日茶園に移された為、本堂前庭の石組みの庭園にはツツジやサツキも綺麗な姿を現します。ちょうどこれからは紅葉のシーズンとなり、琴坂には紅葉のトンネルが現れますし、それ以外にも、宇治には紅葉の綺麗なスポットがたくさんありますので、皆様もこの季節に一度宇治を訪れてみられてはいかがでしょうか。



興聖寺
住所:〒611−0021 京都府宇治市宇治山田27−1
拝観時間:5:00〜18:00 境内自由(本堂特別拝観 志納・要予約)
問合せ:0774-21-2040
アクセス:京阪宇治駅より徒歩約10分/JR宇治駅より徒歩約17分


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☆源氏ロマン 京都宇治 WebGuide☆

京都御所・仙洞御所

以前に、桂離宮(→こちら)や修学院離宮(→こちら)をご紹介させて頂いておりますが、皆様は足を運んでみられましたでしょうか。どちらも国有財産の一つである皇室用財産に分類されており、宮内庁の管轄になるのですが、京都にはこの他にも京都御所や仙洞御所といった宮内庁の管理している場所があります。
京都御所鎌倉時代中期から1869年(明治2年)に天皇が東京に移られるまでの間住んでおられた宮殿で、現存のものは1855年に造営されたものになります。戦時中の1945年には、建物疎開によって多くの建築物が取り壊されてしまいましたが、現在も約20.2haに及ぶ敷地内には紫宸殿や清涼殿、御常御殿、御学問所、御涼所などがあり、平安時代以降の建築様式を様々に見る事ができます。
また、京都御所天皇が住んでおられた場所になるのですが、仙洞御所は上皇法皇の御所になります。仙洞という言葉がもともと仙人の住み処を指しているため退位した天皇である上皇法皇の住む場所を仙洞御所と呼ぶようになったのだそうです。また、上皇法皇の事を院と呼ぶ事もあったのですが、院の活動が活発である頃には、各所に仙洞御所が作られたそうです。これも、武士の勢力が強くなるにつれて衰退し、江戸時代には京都御所の周辺に集められたそうです。現在京都御所の南東にある仙洞御所は、1630年に後水尾天皇の為に作られたもので、桜町殿と呼ばれるものだったのですが、1854年に火事により焼失し、庭園や茶室のみがのこされています。庭園は大きな2つの池を中心に作られているのですが、180cmの滝を作る為に御所全体を掘り下げたり、全体が藤棚で覆われた八ツ橋と呼ばれる橋があったり、お冷しと呼ばれる氷室があったりと、見どころも多くありますので、皆様も一度訪れてみられてはいかがでしょうか。また、この仙洞御所と同じ築地の中には大宮御所(女院御所)と呼ばれる皇太后の御所も残されています。この大宮御所は、現在も天皇陛下や皇太子殿下が京都に来られた際には泊まられる所で、内部は洋風に改められています。
これらの京都御所や仙洞御所の周りは、京都御苑と呼ばれる公園が取り囲んでいます。この公園は江戸時代には200を超える公家や宮家の邸宅が立ち並んでいた場所で、現在は環境省が管理する国民公園として整備されています。梅林や桃林が作られ、季節ごとの花を楽しめる他、テニスコートやゲートボール場、児童公園を利用することもできます。地域の人々の憩いの場として親しまれており、お弁当を広げたり、散歩をされている方も多くみられます。また、京都御所や仙洞御所を参観する際には事前の申込が必要になりますが、春と秋に行われている京都御所の一般公開では申込無しでも参観する事ができます。特に、今年は御即位20年にあたるため、11月1日〜10日まで御即位20年記念京都御所特別公開が行われます。皆様もこの機会に一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。


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☆宮内庁参観案内☆

京都市西京極総合運動公園

先日は体育の日でしたが、皆様は何か運動をされましたでしょうか。外に出るには丁度よい気候ですので、運動ではなくても、ハイキングやサイクリングをされても気持ちが良いと思いますので、皆様も休みの日には少し外出されてみてはいかがでしょうか。
さて、皆様は京都のスポーツ施設を利用された事があるでしょうか。京都市西京極総合運動公園山城総合運動公園(太陽が丘)、府民スポーツ広場(みどりが丘)や亀岡運動公園などいくつか運動公園があるのですが、その中でも、西京極総合運動公園都道府県対抗女子駅伝など駅伝のスタート・ゴール地点になっていますし、京都に拠点を置くJリーグの京都サンガF.C.のホームスタジアムにもなっていますので、応援などで訪れた方も多いのではないでしょうか。この西京極総合運動公園には、サッカーやアメリカンフットボールなどに使われる球戯場兼陸上競技場の他、野球場や体育館(京都市体育館)、トーレーニングルームなども完備されており、地域のスポーツ大会にも活用されています。これらの競技場の他に、京都アクアリーナと呼ばれるプール施設も併設されており、国際大会も開ける50mのメインプールの他、25mのサブプールや飛込プール、キッズプールなども完備されています。サブプールやキッズプールは1年を通して利用できるのですが、メインプールは冬季(10月〜4月)にはアイススケートリンクとして利用されています。皆様もプールだけでなく、これからの時期にはアイススケートを楽しみに訪れてみられても良いのではないでしょうか。
また、京都サンガF.C.も京都を拠点とするプロのサッカーチームなのですが、皆様は京都にもう一つプロのスポーツチームが誕生したことをご存知でしょうか。サッカーに続くプロチームとして京都に誕生したのは、2005年にバスケットボールのプロリーグとして開幕したbjリーグに2009-2010シーズンから加盟する京都ハンナリーズで、関西では大阪エヴェッサ滋賀レイクスターズに続く3チーム目になります。この京都ハンナリーズ京都市体育館京都府立体育館を拠点として活動する予定になっていますので、皆様も機会がありましたら京都サンガF.C.京都ハンナリーズの応援に出かけてみられてはいかがでしょうか。



京都市西京極総合運動公園
住所:〒615-0864 京都府京都市右京区西京極新明町29
問合せ:(財)京都市体育協会 075-315-4561
アクセス:阪急京都線 西京極駅 徒歩5分



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☆京都市体育協会☆
☆京都アクアリーナ☆

京都の黒豆

皆様は、黒豆はお好きでしょうか。最近では黒豆入りの和菓子や煮豆だけでなく、ケーキやチョコレートなどといった洋菓子、黒豆茶や黒豆コーヒー、黒豆ココアなどといった飲料として様々なお店で売られていますので口にされる機会も多いのではないでしょうか。また、黒豆の品種で有名な丹波の黒豆以外にも、京都で生産されている黒豆には和知黒や紫ずきんなどがありますので、皆様もどこかで目にされたことがあることでしょう。この黒豆も大豆の一種で、普通の大豆に比べて表皮が黒い為、黒豆と呼ばれています。一般的にお店で見られる黒豆は、冒頭のように加工されたものがほとんどなのですが、毎年今の時期になると黒く色づく前の黒大豆が枝豆として売られているのを見つけることができます。一般的な枝豆に比べると粒が大きく、サヤの表面にある産毛や、サヤに現れる黒ずみ、茶褐色の斑点などが特徴とされています。枝豆として出回る時期はごく短い期間に限られてしまう為、めったに店頭で目にすることはありませんが、先述のように普通の枝豆より大きくコクもあり食べ応えがありますので、見つけられた際には一度試してみられてはいかがでしょうか。
さて、皆様は丹波の黒豆という名前にも付けられている丹波という地域がどのあたりにあるかご存知でしょうか。丹波、丹後、但馬の3つを合わせて三丹とも呼ばれている丹波ですが、京の都への出入り口にあたる場所に位置している為、都で戦が起こった時には幾度となく戦火に巻き込まれました。この丹波は、京都と兵庫県にまたがって広がる地域を指し、もともとは丹波国があった地域になります。この丹波国は、大きく分けると亀岡盆地、由良(福知山)盆地、篠山盆地の3つの大きな盆地で構成されるのですが、その1つである亀岡盆地が太古の昔には大きな湖で、風が吹くと丹色(にいろ)の波が立ったことから丹波と呼ばれるようになったとされています。地層からも湖であったことは確認されているのですが、この盆地(湖)の亀岡と嵐山の間にあたる部分を大国主命が切り開いて水を流し、この切り開いた渓谷を大国主命の妻神である三穂津姫命の名前にちなんで保津川保津峡と呼ぶようになったとする伝説も残されています。
そのような丹波ですが、黒大豆の枝豆狩りの体験が出来る場所や、丹波ワインのワイナリーなどもありますので、皆様も秋のドライブがてらに丹波を訪れてみられてはいかがでしょうか。



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御金神社

絵馬と言えば皆様だいたい少し平べったい五角形をしたものを思い浮かべられると思いますが、京都の神社の中には少し変わった形の絵馬が見られるところもあります。豊国神社(→こちら)のひょうたん型の絵馬や、伏見稲荷(→こちら)のキツネ型の絵馬などがその代表になると思うのですが、晴明神社(→こちら)の絵馬も良く見られる絵馬よりも星型に近く正五角形になっています。このように、様々な形をした絵馬があるのですが、この他にもイチョウの形をした絵馬のある神社がありますので本日はこの神社をご紹介させて頂きます。
中京区の、二条城からさほど離れていない住宅街に金色の鳥居をもった御金神社と呼ばれる神社があります。この神社は「おかね」ではなく「みかね」と読むのですが、刀などの武具や、鋤や鍬といった農耕器具といった金属の神様として古くから信仰されており、現在ではそのような金属類だけでなく、お金や投資、株などといったものを扱う方のお参りも多いのだそうです。鳥居が金色に塗り替えられたのは数年前なのですが、門が24時間開放されており、夜にはライトアップされているので、皆様も近くを通られた際には少し立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。
さて、この御金神社の絵馬がイチョウの形をしているのは先述の通りなのですが、この形は境内にある御神木のイチョウの木に由来しているのだそうです。この御神木は、龍神さんが住んでいると言われており、実際に木の枝の一部が2箇所ほど龍に見える形をしています。数年ほど前に突如現れたのだそうで、口を大きく開けた龍と、天に昇ろうとしている龍の形をしています。葉の生い茂っている季節は葉っぱに隠れて見にくくなっていますが、これからの季節は徐々に姿を現しますので、皆様も近くを通られた際には少し立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。また、これからの季節は、黄色く色づいた落ち葉を財布に入れて大切に持ち帰られる方もおられるそうです。10月4日には例祭もありますので、一攫千金などと書くとなんだか罰当たりな気もしてしまいますが、旅行中の安全や厄除けなどのご利益も頂けるそうなので、皆様も何かお願い事をしに足を運んでみられてはいかがでしょうか。



御金神社
住所:京都府京都市中京区西洞院通御池上る押西洞院町618
開門時間:境内自由
問合せ:075-222-2062
アクセス:地下鉄東西線 二条城駅 徒歩/市バス 堀川御池停 徒歩



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京都伝統産業ふれあい館・摺型友禅染

今年始めて秋のゴールデンウィークと呼ばれる連休がありましたが、皆様はどこかへお出かけされましたでしょうか。まだまだ昼間は暑いくらいですので、屋外でのレジャーを楽しまれた方も多いことでしょう。ところで、皆様は今年の秋は何の秋にされる予定でしょうか。味覚狩りなどの食欲の秋や、スポーツの秋、読書の秋など、様々な秋の楽しみ方がありますが、今年は芸術の秋にも挑戦されてみてはいかがでしょうか。
芸術の秋というと、美術館へ足を運んだりスケッチブックを持って出かけたり家でゆっくり映画鑑賞をしてみたりと様々な楽しみ方ができますが、伝統工芸に触れる秋を過ごしてみるのはいかがでしょうか。京都の伝統工芸では、先日ご紹介させていただいていた京扇子の絵付け(→こちら)などの体験もできますし、朝日焼の陶芸体験(→こちら)や黒谷和紙会館での紙漉き体験(→こちら)をされてみるのも良いのではないでしょうか。この他にも、京菓子の手作り体験や京くみひもの制作体験など、京都に伝わる様々な伝統工芸を扱うそれぞれのお店や工房で体験プログラムが用意されていますので、皆様も何か体験されてみてはいかがでしょうか。
さて、京都で体験できる伝統工芸をいくつかご紹介させて頂きましたが、京都伝統産業ふれあい館でも、摺型友禅染の体験ができます。摺型友禅染は、型紙を使って簡単にできる友禅染の1種で、ハンカチやTシャツなどに染料を刷り込みます。染料自体は5色なのですが、色を重ねることで様々な色の変化を楽しむことができます。平日は予約が必要ですが、土日祝でしたら予約がなくても体験できますので、皆様も一度体験されてみてはいかがでしょうか。また、京都伝統産業ふれあい館は、岡崎にある京都市勧業館みやこめっせの地下にある施設で、京都の伝統工芸品の展示や販売をしています。様々な京都の伝統工芸品を見ることができ、入場も無料ですので、皆様も近くを通られた際には少し寄り道されてみてはいかがでしょうか。



京都伝統産業ふれあい館
住所:〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 京都市勧業館みやこめっせ 地下1階
開館時間:9:00〜17:00(入館 〜16:30)、摺型友禅染体験 〜16:00
料金:無料(摺型友禅染体験は 600円〜要)
問合せ:075-762-2670 (財)京都伝統産業交流センター 京都伝統産業ふれあい館
アクセス:地下鉄東西線 東山駅 徒歩10分



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☆京都伝統産業ふれあい館☆
☆京都伝統工芸体験工房協議会☆