御金神社

絵馬と言えば皆様だいたい少し平べったい五角形をしたものを思い浮かべられると思いますが、京都の神社の中には少し変わった形の絵馬が見られるところもあります。豊国神社(→こちら)のひょうたん型の絵馬や、伏見稲荷(→こちら)のキツネ型の絵馬などがその代表になると思うのですが、晴明神社(→こちら)の絵馬も良く見られる絵馬よりも星型に近く正五角形になっています。このように、様々な形をした絵馬があるのですが、この他にもイチョウの形をした絵馬のある神社がありますので本日はこの神社をご紹介させて頂きます。
中京区の、二条城からさほど離れていない住宅街に金色の鳥居をもった御金神社と呼ばれる神社があります。この神社は「おかね」ではなく「みかね」と読むのですが、刀などの武具や、鋤や鍬といった農耕器具といった金属の神様として古くから信仰されており、現在ではそのような金属類だけでなく、お金や投資、株などといったものを扱う方のお参りも多いのだそうです。鳥居が金色に塗り替えられたのは数年前なのですが、門が24時間開放されており、夜にはライトアップされているので、皆様も近くを通られた際には少し立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。
さて、この御金神社の絵馬がイチョウの形をしているのは先述の通りなのですが、この形は境内にある御神木のイチョウの木に由来しているのだそうです。この御神木は、龍神さんが住んでいると言われており、実際に木の枝の一部が2箇所ほど龍に見える形をしています。数年ほど前に突如現れたのだそうで、口を大きく開けた龍と、天に昇ろうとしている龍の形をしています。葉の生い茂っている季節は葉っぱに隠れて見にくくなっていますが、これからの季節は徐々に姿を現しますので、皆様も近くを通られた際には少し立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。また、これからの季節は、黄色く色づいた落ち葉を財布に入れて大切に持ち帰られる方もおられるそうです。10月4日には例祭もありますので、一攫千金などと書くとなんだか罰当たりな気もしてしまいますが、旅行中の安全や厄除けなどのご利益も頂けるそうなので、皆様も何かお願い事をしに足を運んでみられてはいかがでしょうか。



御金神社
住所:京都府京都市中京区西洞院通御池上る押西洞院町618
開門時間:境内自由
問合せ:075-222-2062
アクセス:地下鉄東西線 二条城駅 徒歩/市バス 堀川御池停 徒歩



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