曼殊院

そろそろゴールデンウィークが近づいて参りましたが、皆様はお出かけの予定など立てられましたでしょうか。当社のお休みは、4月26日から29日までと、5月3日から6日までの2つの期間となっております。皆様にはご迷惑をお掛けすることとなりますが、宜しくお願い申し上げます。
さて、このゴールデンウィークの期間中、京都に数多くある普段は非公開の文化財のいくつかが一般公開されます。下鴨神社上賀茂神社でも、普段見ることのできない場所へ入ることができるのですが、一乗寺にある曼殊院でも、この時期に重要文化財に指定されている茶室の八窓軒や、上之台所、国宝に指定されている絹本著色不動明王像(黄不動)や古今和歌集曼殊院本)などが公開されます。この曼殊院は天台五門跡の1つに数えられている天台宗門跡寺院で、近畿三十六不動尊の第十七番にもなっています。1656年に今の場所に移ってきたとされているのですが、その当時の大書院(本堂)や小書院が今も残されています。現在の場所に曼殊院を移したのは29世門主の良尚法親王なのですが、仏教だけでなく、茶道、華道、香道、和歌、書道、造園など様々な教養を備えた人であったとされており、今残されている茶室や古今伝授資料、立花図などの文化財は良尚法親王によって集められたものだそうです。
この曼殊院の境内には、大書院や小書院、庫裏、護摩堂などがあるのですが、この大書院の仏間に本尊の阿弥陀如来立像が安置されています。また、小堀遠州の作とされている枯山水庭園があり、今からの季節ですと霧島つつじの深紅の花との景色を楽しむことができます。紅葉で有名な寺院ですので、訪れたことのある方も多いかとは思いますが、その他にも椿や梅、百日紅山茶花など四季を通して楽しむことができますので、何度でも足を運んでみられてはいかがでしょうか。



曼殊院
住所:〒606-8134 京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
拝観時間:9:00〜17:00(受付〜16:30)
※4月25日、26日は、第四十二世門主晋山式の為閉門
拝観料:一般600円 高校400円 中小学生 300円
問合せ:075-781-5010
アクセス:市バス 一乗寺清水町停/叡山電鉄 修学院駅 徒歩20分
○春季京都非公開文化財特別拝観
日時:4月26日〜5月6日 9:00〜16:00
料金:一般800円 中高生400円 小学生以下無料
問合せ:京都古文化保存協会 075-561-1795



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☆曼殊院☆
☆京都古文化保存協会☆