青蓮院・東山花灯路
本格的な春も近づき、今年もそろそろ東山花灯路が開催される季節となりました。東山花灯路につきましては、以前にも紹介させていただいておりますので、そちらも参考にしていただければと思います。（→詳しくはこちら）
さて、今年の東山花灯路は3月14日〜23日にかけて行われるのですが、その期間中は周辺の寺院でもライトアップや夜の特別拝観が行われます。八坂神社や清水寺、知恩院などでライトアップがされるのは皆様もご存知かと思いますが、その知恩院のすぐ北側にある青蓮院（しょうれんいん）でも夜の特別拝観が行われることをご存知でしょうか。
青蓮院は、天台宗の寺院で、青蓮院門跡とも呼ばれています。三千院（梶井門跡）や妙法院と共に、天台宗の三門跡寺院とされているのですが、江戸時代に仮御所となったこともあるため、粟田御所と呼ばれることもあり、国の史跡に指定されているそうです。また、青蓮院には日本三不動の一つである青不動明王画像があるのですが、この青不動は五色（青･黄・赤・白・黒）ある不動明王の中でも最上位の地位にあるのだそうで、この不動明王が炎の光を背負っていることや、本尊である熾盛光如来が光そのものであることから、夜の特別拝観が行われる期間には境内全体がライトアップされるのだそうです。
また、この青蓮院の門前には、大きなクスノキの古木があります。樹齢800年になるともされているこのクスノキは親鸞の手植えと言われており、京都市の登録天然記念物にもなっています。そして、薬医門から境内に入ると、別料金にはなりますが、書院の華頂殿でお茶を頂きながら池泉回遊式の庭園を楽しむことができます。青蓮院の名前に付いている青蓮とは、青く澄み切った如来の眼を意味しているそうなのですが、その名前のように澄んだ雰囲気を楽しむことができますので、一度訪れてみられてはいかがでしょうか。
青蓮院門跡
住所：京都市東山区粟田口三条坊町69-1
拝観時間：9：00〜17：00（受付〜16：30）
料金：大人500円、中高生400円、小学生200円
問合せ：075-561-2345
アクセス：地下鉄東西線 東山駅 徒歩5分／市バス 神宮道 徒歩3分
○夜の特別拝観
日時：3月14日〜23日 18:00〜22:00（受付〜21:30）
料金：大人800円、小中高生400円
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