将軍塚・将軍塚大日堂

京都の夜景スポットと言えば、ぽんぽん山、京見峠、将軍塚といくつかあるのですが、この中でも将軍塚は京都の人なら誰でも知っている夜景スポットではないでしょうか。将軍塚は、円山公園知恩院などの裏山にあたる、東山の山頂に位置しています。山の頂上ではあるのですが、東山ドライブウェイ(無料)で簡単に頂上まで行けるため、週末などは多くの人が夜景を楽しんでおられます。
将軍塚は平安時代に、時の征夷大将軍であった坂上田村麻呂の塚が作られた場所で、その為に将軍塚と呼ばれるようになったそうです。将軍塚の市営の展望台は、無料駐車場も広く自動販売機なども完備されているので、ここでも十分京都市内の夜景を楽しむことができるのですが、その奥にある青蓮院の飛地境内である将軍塚大日堂も穴場的な夜景スポットになっています。
この、将軍塚大日堂の境内に将軍塚があり、都に異変が起こるような時には、鳴動して知らせたそうです。前段でも少し述べたように、将軍塚は桓武天皇が京都に平安京を置く際に、王城鎮護の為に作ったもので、坂上田村麻呂の将軍像に鉄の甲冑を着せ、鉄の弓矢を持たせ、都の方を向いた状態で埋めたのだそうです。都に異変が起こるときに鳴動するのは、その甲冑が音を出しているからとも言われています。
さて、この将軍塚大日堂は、外からは想像もつかないような広大な境内をもっており、1万平米にも及ぶ庭園では四季を通して、桜・桃・藤・つつじ・紅葉などを楽しむことができます。また、境内にある2つの展望台は、サスペンスドラマの撮影に使われることもよくあるそうで、京都市内を270度見渡すことができ、空気の澄んでいる時などは遠く大阪まで見えるそうです。この将軍塚大日堂では、3月31日〜4月15日と4月27日〜5月6日の間、夜間の特別拝観とソメイヨシノ、枝垂れ桜、山桜、桃、藤、サツキなどのライトアップをしていますので、この機会に一度中へ入ってみられてはいかがでしょうか。



将軍塚大日堂
住所:京都市山科区逗子奥花鳥町28
拝観時間:9:00〜17:00(春・秋に夜間特別公開あり)
拝観料:大人500円 中高生400円 小学生200円
問合せ:075-771-0390
アクセス:車にて東山ドライブウェイで山頂まで/地下鉄東西線 蹴上駅 徒歩30分
駐車場:有(無料)
●夜間特別拝観
日時:3月31日〜4月15日、4月27日〜5月6日 日没〜 21:30(21:00受付終了)
※昼間は連日通常通り



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