桜花祭・平野神社

これから桜の季節を迎えますね、京都には桜の名所が多くあり、また、そこら中に桜が植えられてますので、近くの公園で花見をしたり、花見をしながら川沿いを散歩したりと、外に出る機会も多いのではないでしょうか。そのような中で、桜の名所と呼ばれる所がいくつかあるのですが、この京都の桜の名所の中で、最も長く桜を楽しめる所が、本日ご紹介させて頂く平野神社ではないでしょうか。
平野神社は、京都に都が置かれ、平安京が築かれた794年に、桓武天皇によって建てられました。桓武天皇を含む歴代天皇の信仰も厚く、源氏や平氏、大江氏、菅原氏など、公家の氏神にもなっていたそうです。当時の社殿は、応仁の乱などの火災によりたびたび焼失しているのですが、そのたびに再建され、今に至っているそうです。
この平野神社の境内の神苑には、約400本の桜が植えられているのですが、平安時代の中頃に花山天皇によって境内に数千本の桜が植えられたことに始まるそうで、その後も歴代の天皇行幸される毎に増えていったそうです。今では400本ほどに減っていますが、種類の多いことで知られており、珍種の平野妹背(いもせ)、寝覚桜、楊貴妃桜などを含む約45種の品種が見られるそうです。品種も、江戸時代には100種類あったと言われており、数自体は減っているのですが、それぞれの種類が少しずつずれて咲き、3月の中旬(桃桜・魁桜)から4月いっぱい(手弱女桜・突葉根桜)花見を楽しむことができます。
平野神社は、昔から平野の夜桜としても有名で、桜の時期にはライトアップがされたり、花見席や屋台が立ち並び、多くの人で賑います。そして、毎年4月10日には、985年に行われた臨時勅祭から続く桜花祭も行われ、騎馬や織り姫たちが区内を巡行したりします。また、今年は4月7日に観桜会も行われるそうなので、足を運んでみられてはいかがでしょうか。


平野神社
住所:〒603-8322 京都市北区平野宮本町1
開門時間:6:00〜
問合せ:075-461-4450
アクセス:市バス 衣笠校前停 すぐ
●ライトアップ
期間:3月25日〜4月23日  日没〜22:00
●観桜会
日時:4月7日 13:00〜
●桜花祭
日時:4月10日 10:00〜 11:00〜花山天皇陵参詣 13:00〜区内巡行



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☆平野神社☆