嵯峨・嵐山

嵐山といえば、京都を代表する観光地の一つなので、皆さんもよくご存知のことだと思います。以前紹介させていただいた鵜飼が行われるのも嵐山ですし、それ以外にも観光名所・見所が多く、特にこれからの季節は、紅葉を見に訪れる予定の方も多くおられるかもしれませんね。今日は、その嵐山を含め、広く嵯峨という地域を紹介していきたいと思います。
まずは、鵜飼も行われていた大堰川ですが、少し上流は保津川と呼ばれています。この保津川は、戦前は材木など、物資搬送の要路として活躍していました。丹波山地の方で切り出された材木を筏にし、嵯峨まで運んでいたのですが、鉄道が走るようになり、衰退していったそうです。さて、保津川といえば保津川下りということで、名前を知っている方も多いのではないでしょうか。この保津川下りは亀岡から嵐山までの約16kmの道程を2時間かけて遊船で下るもので、スリルだけでなく、景色をも楽しめる嵐山の観光スポットの一つですので、お時間がありましたら体験してみられてはいかがでしょうか。
また、渡月橋の辺りから大堰川左岸を上流に向って歩いて行くと、嵐山でも特に景色の良い場所を行く事ができます。少し歩くにはいい気候ですし、今からは紅葉の綺麗な時期に入りますので、少し歩いてみられてはいかがでしょうか。また、歩くのは大変だという方はトロッコ列車に乗ってみられてはいかがでしょう。トロッコ列車からも、渓谷の綺麗な景色が楽しめるそうです。トロッコ列車の嵯峨駅にはレンタサイクルもありますので、自転車での探索も行動範囲が広がっていいかもしれませんね。
さて、皆様は京都府の草花の一つ、嵯峨ぎくをご存知でしょうか。嵯峨ぎくは、嵯峨天皇の時代に、大沢池のあたりに自生していた嵯峨野独特の野菊を観賞用にしたもので、古典菊の精華と言われています。11月1日〜30日の期間中、大覚寺で嵯峨菊展も行われていますので、平安の貴族が大切にした可憐な菊をご覧になってはいかがでしょう。また、嵯峨には竹薮が多く見られます。野宮神社があるのも、そのような嵯峨竹という竹薮に囲まれた所です。この野宮神社は、源氏物語の舞台にもなった神社で、平安時代には斎宮と呼ばれる皇女が禊を行った場所でもあります。また、余談になりますが源氏物語の主人公である光源氏のモデルになったとも言われている源融(みなもとのとおる)の墓は、清涼寺という嵯峨野にあるお寺にあるそうですので、足を運ばれてみてはいかがでしょう。
ここまで、いろいろな観光スポットを紹介させて頂きましたが、たくさん歩いた足にお勧めのスポットが京福電鉄の嵐山駅にあります。この嵐山駅には、駅構内に足湯が設置されており、150円で利用することが出来ます。この足湯に使われている温泉は、2年ほど前に発掘された源泉で、疲労回復にも効能があります。10分ほど足を付けておくことで血液の循環が良くなり、体も温まりますので、探索の最後に立ち寄られてみてはいかがでしょうか。足湯利用料で、タオルも付いて来るそうなので、時間があったら是非どうぞ。


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