福知山城

昨日は七夕でしたが、皆様は天の川をみられましたでしょうか。京都は生憎の曇り空で、星1つ見ることができませんでした。7月に入り1週間が過ぎましたが、まだまだ梅雨の最中にあり、夏の訪れが待ち遠しい限りですね。そろそろ1ヵ月後に迫るお盆休みに向けて、様々な計画を練っておられることかと思いますが、雨の音でも聞きながらのんびりと考えてみられてはいかがでしょうか。
さて、雨が続くとのんびりした時間は作りやすいのですが、なかなか外出できず退屈な週末を過ごすことも多くなってしまうのではないでしょうか。そのような時にこそ、思い切ってお城廻りなどをされてみても晴れている日とはまた違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。そこで、本日は京都のお城の1つ、福知山城をご紹介させて頂きます。
福知山城は、1579年に明智光秀によって築城された平山城で、もとは塩見頼勝が室町時代後期に築城した横山城というお城だったのだそうです。このお城を、丹波国平定の際に福智山城として現在見られるようなお城へと改修し、この一帯を治める拠点としました。現在の福知山という名前は、江戸時代にこの一帯を治めていた福知山藩の朽木氏によって改められ、現在もその名が残されているのですが、お城自体は明治時代に出された廃城令によって石垣と銅門(あかがねもん)番所を残して取り壊されてしまいました。その為、現在見られるお城は、福知山の人々の瓦1枚運動などによって1986年に復元されたものであり、内部は郷土資料館として公開されています。3層4階の天守閣は、構造は鉄筋コンクリート造なのですが、築城時の望楼型の独立式を基本としており、石垣は福知山市文化財にも指定されているもので、自然石をそのまま使用しています。また、江戸時代には城下町として栄え、明治以降は紡績を中心に商業都市として栄えた城下は、明治から昭和初期にかけて建てられた2階の窓が虫籠窓と出格子の組み合わせにされている特長的な町家が並び、望楼から見ると独特の趣があります。
現在は、福知山城公園として整備され、夜間にはライトアップも行われていますし、桜の時期にはお城の周辺に植えられた桜が一斉に開花し、お花見を楽しむことができます。国道9号線を走行している途中や、JR福知山線の列車内からも見えますが、少し駅に降り立ってのんびりと町並みを散歩されてみてはいかがでしょうか。



福知山城
住所:京都府福知山市字内記5
開館時間:9:00〜17:00(入館〜16:30)火曜日休館(祝日の場合翌日)
料金:大人 310円、こども(小・中学生) 100円
問合せ:0773-23-9564
アクセス:JR 福知山駅 徒歩15分



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☆福知山市☆