京料理展示大会
京都の街中を歩かれている時や、テレビのグルメ番組を見られている時などに、京料理という言葉を目にされる事があるのではないでしょうか。京料理と言うと、皆様はどのようなイメージをもたれているでしょうか。具体的にどのようなものがあるのか、調べてみたのですが、昔から御所で伝えられていた有職料理や精進料理（禅）、懐石料理（茶道）、それと一般的に食べられていたお惣菜やお万菜いといったものをすべてひっくるめ、京都で食べられてきたものを京料理と言うそうです。
これらの京料理に共通して見られる特徴は、京野菜や乾物類、湯葉や豆腐などの大豆加工食品が多く使われていることではないでしょうか。また、薄味であることも特徴であると言われていますが、これには、なるべく素材の味を生かした味付けをという禅的な思想と、煮炊きするものが多い中で、残ったものに何回か火を入れ直しても味が濃くなりすぎないという実用的な理由が含まれているのだそうです。
先ほども述べたように、京料理には多くの要素が含まれており、はっきりとした定義や、これが京料理といったものが無く、精進料理から発達したものや、懐石料理として発達したものなど様々です。京料理を出すそれぞれの店や家庭の歴史の中で、少しずつ違った味付けがされており、同じような素材を使っていても、工夫次第で様々な表情を見せています。そのような京料理が一斉に展示されるイベントが12月13・14日に京都市勧業館（みやこめっせ）で行われます。京料理展示大会と名づけられたこのイベントには、京都の有名料亭から豪華な京料理の数々が出展され、見るだけでも楽しむことができますし、有料の茶席や料理コーナーなどでゆっくりすることもできますので、興味のある方は覘いてみられてはいかがでしょう。
京都市勧業館（みやこめっせ）
住所：〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9-1
開館時間：9:00〜17:00
問合せ：株式会社 京都産業振興センター TEL075-762-2633
アクセス：市バス 京都会館美術館前／地下鉄東西線 東山駅 徒歩10分
○第102回 京料理展示大会
日時：12月13・14日 10:00〜16:00（入場15:30まで）
料金：大 人 800円、学 生 500円
問合せ：京都料理組合 TEL 075（221）5833
京都 不動産（賃貸物件・売買物件etc）の情報は狩野コーポレーションＨＰへ
