宝ヶ池公園

宝ヶ池西側から(奥の山は比叡山)

地下鉄国際会館駅の南側の出口から出ると、広々とした公園に出ます。特にブランコやすべり台があるのではないのですが、この公園は京都の人々の憩いの場になっています。また、この公園から、すぐ側の宝ヶ池と呼ばれる池まで遊歩道が整備されており、散歩をする人やジョギングをする人、楽器を演奏している人やボートで池に漕ぎ出している人など、1年を通して多くの方が訪れられています。
この宝ヶ池は、江戸時代に灌漑用の貯水池として作られた人工の池で、作られた当時には灌漑に悩んでいたこの辺りの農家の人々に大変喜ばれたそうです。今では野鳥や亀、鯉が多く生息するその池の周りに遊歩道や野鳥の観察設備を整備し、今の形になっているのですが、四季を通じて花を楽しめるように設計されているこの公園では、梅園や桜の森なども広がっており、春にはお花見を楽しむこともできます。また、池の西側から見渡すと、日本で最初にできた国際会議場として知られている国立京都国際会館比叡山がよく見え、総面積が215万?にも及ぶこの公園は、とても開放的で静かな雰囲気に包まれています。
この宝ヶ池公園に隣接して、宝ヶ池運動施設球戯場や、こどもの楽園と呼ばれる子供向けの遊戯施設を備えた公園があります。宝が池公園運動施設球技場は、関西の大学対抗によるラグビーなどの試合会場にもされていますので、試合や観戦などで訪れられた方も多いかもしれませんね。また、テニスコートなども備えていますし、サッカーや野球少年たちが走り回っている姿もよく見られます。一般にも開放(有料ですが)されていますので、一度利用されてみてはいかがでしょう。
一方、こどもの楽園は現在改築工事中で、今ではもともとあった施設は取り壊されてしまっています。このこどもの楽園は、以前は市営の競輪場であったそうなのですが、市営のギャンブル場ということで、様々な議論の末、公園として改築されたのだそうです。そのため、競輪観戦用のベンチスタンドが残されていたのですが、それも老朽化の為、今回の改築工事で取り壊されました。休日ともなれば多くの親子連れで賑わっていた公園ですので、中学生以上は子供同伴で無い限り入ることができないのですが、どのような公園になって戻ってくるのか楽しみですね。
皆様も、たまの休日にはこのような自然の中でのんびりされてみてはいかがでしょうか。



宝ケ池公園
住所:京都府京都市左京区上高野流田町8
問合せ:TEL:075-781-3010
アクセス:地下鉄 国際会館駅 徒歩すぐ
駐車場:有り 
○子供の楽園 叡山電鉄 宝ヶ池駅 徒歩3分/バス 宝ヶ池停 徒歩3分
○宝ヶ池運動公園 地下鉄 松ヶ崎駅 徒歩5分



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