京都市考古資料館

京都は、都が置かれてからは教科書にもよく名前を出し、都として名前が出ることが多いので、華やかなイメージをもたれている方も多いかと思うのですが、もちろん、それ以前から人は住んでおり、普通に生活をされていたわけです。それ以前というのはいまいちイメージしにくいのですが、縄文時代以前から、この土地でも生活をしている人々がおり、その為、少し掘れば、何か埋蔵文化財が出てきます。それらの埋蔵物の発掘調査の結果などを展示し、埋蔵文化財の保存を行っているのが、京都市考古資料館です。
京都市考古資料館は、発掘調査の結果を、展示などによってわかりやすく解説しており、時代別、テーマ別などいくつかのコーナーに分けられた館内には、現物、レプリカ、写真など様々な資料が並べられています。また、これらの資料のうち、オープンコーナーで展示されている埋蔵物は、実際に手にとって見ることもでき、写真撮影が可能な物もあるのだそうです。パソコンをつかった情報コーナーもあり、1000点以上の考古資料を見ることができるのに、入場は無料になっておりますので、近くに来られた際には、一度入ってみられてはいかがでしょうか。
また、京都市考古資料館の建物は、先日紹介した西陣織会館の旧建物を利用しています。市の文化財にも指定されているこの建物は、大正3年に建てられたもので、レンガ造りのモダンな建物は、大正初期のものとは思えないデザインをしています。応仁の乱の際には、西陣が構えられた地だそうで、入り口の横手に「西陣」と書かれた大きな碑が建てられています。西陣織会館からも徒歩圏内ですので、是非いちど足を運んでみてはいかがでしょうか。



京都市考古資料館
住所:京都市上京区今出川通大宮東入ル
開館時間:9〜17時(入館は〜16時30分) 入館無料
休み:月曜(祝日の場合は翌日)
問合せ:075-432-3245
アクセス:市バス 堀川今出川停 徒歩5分/地下鉄 今出川駅 徒歩15分
駐車場:有り



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☆京都考古資料館☆