西陣織会館

京都の伝統工芸ではどのようなものを思い浮かべられるでしょうか。京扇子や京焼・清水焼、京人形、京友禅など、京都にはたくさんの伝統工芸品があるのですが、その中で、西陣織という名前をお聞きになったことのあるかたはどのくらいおられるでしょうか。
西陣織は、先染の糸を使って織られる紋織物で、現在では、帯や着物だけでなくネクタイやバッグの布地、はてはインテリア用の壁掛けなどにも用いられています。たくさんの色の糸を使って織り上げられる生地は、とても豪華なものとなっています。
京都は、平安時代から織物が盛んに行われており、宮廷文化を中心に発達してきました。明治時代には、佐倉常七らが留学先のフランスから機械装置を輸入し、様式の技術が定着しました。それによって、大量生産も可能となったのですが、今も手織機によって作られているものも多くあり、好まれています。
このような、西陣織を含む和装の美しさや良さを体験できる施設が、堀川今出川にあります。余談ですが、清明神社にも近いこの辺りは、応仁の乱の頃から西陣と呼ばれるようになり、この地で主に生産されるため西陣織と呼ばれています。さて、この施設は、西陣織会館と呼ばれているのですが、この施設では西陣織の手織体験や製織実演が行われているだけでなく、予約をすれば舞妓や十二単、花嫁衣装を試着することもできます。また、これも予約が必要ですが、小紋や浴衣などを着付けてもらって1日探索することもできます。京都に来られた際には、一度体験してみられてはいかがでしょう。また、京都に長くおられる方にも、良い体験となるのではないでしょうか。



西陣織会館
住所:〒602-8216 京都市上京区堀川通今出川
開館時間:9:00〜17:00 入場無料
問合せ:451-9231
アクセス:市バス 堀川今出川停 徒歩1分



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☆西陣織会館☆