平安神宮・神苑無料公開

6月に入り、暑い日が続いておりますね。まだまだ梅雨に入る気配がないようにも思えますが、どうやら今週末にでも梅雨に入るようです。
そんな梅雨に活躍するのが「てるてる坊主」ですが、その呼び方は、「てるてる法師」、「てれてれ坊主」、「日和坊主(ひよりぼうず)」など、地域によって様々なようです。
さて、てるてる坊主はもともと中国から来た風習だそうで、中国でのもともとの呼び名は「掃晴嬢(そうせいじょう)」。その名の表すように、箒を持った女の子の形をした紙の人形であったそうです。この女の子の人形を軒先につるし、雨雲を掃いて晴天になるようにお願いをしていたようです。軒先に吊るす時の人形には顔を描いていなかったようで、願いが叶って晴れになったら、目、鼻、口を描き、頭からお酒をかけて川に流していたそうです。
この風習が中国から伝わったのが平安時代頃と言われていますが、今の中国ではすでに見られなくなった風習だそうです。そんな掃晴嬢が、日本で形を変え、今のてるてる坊主として子供たちに親しまれているのですね。童謡「てるてる坊主」のように、雨が降ったら首をちょん切るぞ!などと言わずに、晴れたらお礼を言ってあげたいものですね。
さて、てるてる坊主について長々と語ってしまいましたが、梅雨を目前に平安神宮神苑にて、2000株の花菖蒲(はなしょうぶ)が咲き誇っています。平安神宮の西神苑では、約200種の花菖蒲が集められており、毎年今の時期に見ごろを迎えます。例年、花菖蒲の頃には神苑が無料で公開されており、今年は6月8日(木)だそうです。
平安神宮は、平安遷都1100年を記念して、明治28年に第50代桓武天皇をご祭神として創建され、その後、皇紀2600年にあたる昭和15年には、第121代孝明天皇もご神霊として祭られています。
平安神宮のお社殿は、平安京の正庁、朝堂院が8分の5の規模で再現されており、1200年以上前、まだ京都に都が置かれたばかりの頃を体感できるそうです。年に1度のこの機会に、ぜひとも足を運ばれてはいかがでしょうか。


平安神宮
場所:京都市左京区岡崎西天王町
電話:075−761−0221
参拝時間:6時〜
(閉門時間 3/1〜3/14・9/1〜10/31は17:30、3/15〜8/31は18:00、11/1〜2/末は17:00)
神苑拝観:8時30分〜
(神苑受付終了 3/1〜3/14・9/1〜10/31は17:00、3/15〜8/31は17:30、11/1〜2/末は16:30)
拝観料金:参拝無料
神苑拝観料:大人600円、小人300円
駐車場:市営岡崎公園地下駐車場(500台・普通車1時間500円)TEL:075-761-9617

神苑無料公開
日時:平成18年6月8日
時間:8時30分〜16時30分(時間厳守)
場所:平安神宮神苑



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