嵐山灯篭流し

8月に入り、関西でもやっとのことで長かった梅雨が明けました。これでやっと夏本番といった感じですが、いよいよ今週末からお盆休みに入られる方も多いのではないでしょうか。旅行へ行かれたり、帰省されたりと、様々に休みを過ごされるかと思いますが、事故や怪我の無いよう、のんびりと羽を休めて頂ければと思います。また、狩野コーポレーションも、8月9日から16日までをお盆の長期休暇とさせて頂いております。皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、宜しくお願い致します。
さて、先日はお盆に行われる宮津の燈籠流しと花火大会をご紹介させて頂いたのですが、京都のお盆の風物詩といえば、五山送り火が最も有名なのではないでしょうか。この五山送り火に関しましては、以前にお話させて頂いておりますので(→こちら)、時間がありましたらそちらもご覧頂ければと思うのですが、この五山送り火宮津の燈籠流しと同じく、精霊送りの行事として8月16日に行われる嵐山の灯篭流しを本日はご紹介させて頂きます。
嵐山灯篭流しは、1948年に嵯峨野一帯の寺院などによって構成される嵯峨仏徒連盟によって、戦没者や水難事故で亡くなった方の供養をするために始められた行事で、先祖の霊を灯篭に込めて大堰川に流します。以前は渡月橋より北側で行われていたのですが、最近では訪れる方も多い為、中之島公園付近の渡月橋下流に桟橋が設けられ、この桟橋から灯籠流しが行われています。日没後の19:00頃から法要が行われ、その後灯篭流しが行われるのですが、当日中之島公園内に設置される受付で灯篭と水塔婆をもらって供養所で供養することもできますので、皆様もお参りされてみられてはいかがでしょうか。
また、先述の通りこの嵐山灯籠流しの日は五山送り火の行われる日で、渡月橋も19:00頃から歩行者天国となります。丁度渡月橋の辺りからは鳥居型と大文字の送り火も眺めることができ、灯篭流しと同時に見ることができます。京都の夏の風物詩ですので、夏の終わりを感じながら幻想的な雰囲気を楽しんで頂ければと思います。当日は渡月橋歩行者天国の他にも京都市内のあちこちで交通規制が行われますので、当日の移動には交通規制を確認して頂ければと思います。
それでは、まだ残り数日ありますが、もうひと頑張りして楽しい休暇をお迎え下さい。



○嵐山灯篭流し
日時:8月16日  受付 12:00〜21:00、法要:19:30〜
場所:中ノ島公園
料金:1,000円(水塔婆・灯篭のセット)
問合せ:075-861-0591 徳林寺
アクセス:京福電鉄 嵐山駅 徒歩3分/阪急電車 嵐山駅 徒歩7分



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