日本髪資料館

気づけばカレンダーも6月に入り、早くも1年の折り返し地点を迎えようとしていますね。春からの忙しさの疲れが出てくる時期でもあり、これからしばらくは梅雨のすっきりしない天気が続き、晴れれば暑く、雨が降れば寒いといった気候になるかと思いますので、皆様も体調には十分気をつけて過ごして頂ければと思います。
さて、6月といえばジューン・ブライドと言われ、6月に結婚した花嫁は幸せになれるとされていますね。これはヨーロッパから伝わってきた言い伝えで、その由来にはいくつかの説があります。1つは6月を英語にしたJune という月名がJuno(ジューノ:ギリシャ神話では女神ヘラ)というローマ神話で結婚をつかさどる女神から付いているからとする説。ヨーロッパでは日本と違って6月が年間で最も雨が少なく、若者の季節と呼ばれるほど気候が良いのに加えて、復活祭なども行われるためヨーロッパ全体が祝福ムードになっているからとする説などがあります。日本では梅雨に入り、雨の多い季節になりますが、雨に負けず、幸せな晴れの日を迎えて頂きたいですね。
ところで、皆様は最近の結婚式では和装での神前式などが増えてきていることをご存知でしょうか。増えてきたと言っても、チャペルなどでの教会式、人前式といったウエディングドレスを着ての結婚式の方が多いのですが、白無垢や色内掛を着て、地元の神社などで式を挙げる方も増えているのだそうです。この時には、日本髪を結ったカツラを使ったり、地毛をアップにして生花などで飾ってみたりと様々に飾られているのですが、皆様は日本髪にもいろいろな種類があることをご存知でしょうか。結婚式の時の日本髪がほとんど文金高島田に結われているように、時代劇などを見ていても、それぞれの役の身分や未婚、既婚などによって髪型が違うそうです。皆様も見られた時にはじっくり観察して頂ければと思うのですが、これと同じ様に、舞妓さんや芸妓さんの髪型にも様々なものがあります。そのような髪型の、古代のものから現在の芸舞妓さんや太夫の髪型を展示した資料館が祇園にあります。美容室やまとという実際に結髪をされている美容室の2階にあり、すでに造れる人のいない櫛やかんざしなどと共に115点程展示されています。また、紅先笄という体験コーナーでは地毛で日本髪を結ってもらうこともでき、写真スタジオで撮影することもできるそうなので、皆様も一度訪れてみられてはいかがでしょうか。



日本髪資料館
住所:京都府京都市東山区大和大路通四条上ル常磐町164白川ビル
開館時間:10:00〜17:00 水曜休館
料金:大人 600円、大学生 500円、中学生 400円、小学生 300円
問合せ:075-551-9071
アクセス:京阪電車 祇園四条駅 徒歩2分/地下鉄東西線 三条京阪駅 徒歩10分



京都 不動産(賃貸物件・売買物件etc)の情報は狩野コーポレーションHPへ



☆日本髪の世界☆