春の古書大即売会
皆様は読みたい本がある時、どのように入手されるでしょうか。本屋さんへ行って新しいものを購入されるでしょうか。それとも、図書館へ行って探されるでしょうか。最近では、図書館同士のネットワークも発達し、そのネットワークの中にさえあれば簡単に検索をしたり、取り寄せてもらうこともできるようになったので、人気の本で順番待ちというものでなければ、比較的容易に手にすることができるようになったのではないでしょうか。また、購入される場合にも、最近ではインターネットを通じて購入でき、新刊であっても発売日には手元に届き、尚且つ特典が付くようなサービスもされていますので、皆様の中でも利用されたことのある方が多いのではないでしょうか。
そのように、様々な本が簡単に手に入るようになってきているのですが、既に絶版になっているものや、特殊なものの中には図書館やインターネットでは探すことのできない物も多いのではないでしょうか。そのようなものも、古本屋などで思いがけず見つけられる時もあったりするのですが、皆様は古本屋を利用されることはあるでしょうか。最近ではチェーン店の古本屋も増え、小説や文庫などといったものだけでなく、コミックやゲーム関係のものまで取り揃えられています。そのようなチェーン店だけでなく、昔ながらの古本屋も数多く残っており、年に数回、合同で古本市が行われています。そこで本日は、京都で開かれる古本市をご紹介させていただきます。
京都で行われる古本市で有名なものは、下鴨神社（→こちら）で行われる下鴨納涼古本まつりや、百萬遍知恩寺（→こちら）で行われる秋の古本まつりではないでしょうか。どちらも京都古書研究会の主催によって行われており、今年も下鴨納涼古本まつりは8月11日から16日まで、秋の古本まつりは10月30日から11月3日まで行われます。また、これらの古本市は屋外で行われるものなのですが、5月1日から5日までは、京都市勧業館を会場に、屋内で行われる古書即売会としては国内最大級のイベントが行われます。春の古書大即売会と名づけられたこの古本市では、古典書や学術書、美術書や小説など、様々なジャンルの本が並び、京都コーナーや検索のできるスペースなども作られます。珍しいものも並びますので、皆様も一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。
○春の古書大即売会
日時：5月1日〜5日 10:00〜16:50（5日 〜16:00）
場所：京都市勧業館 みやこめっせ
問合せ：京都古書研究会（其中堂 075-231-2971）
●みやこめっせ
住所：〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9-1
問合せ：075-762−2630
アクセス：東西線 東山駅 徒歩８分
京都 不動産（賃貸物件・売買物件etc）の情報は狩野コーポレーションＨＰへ
