地びき網体験・定置網体験
皆様は海で釣りをしたり、磯浜観察をされたことを覚えておられるでしょうか。小学生の頃に、体験学習の一環として磯浜観察をされた方も多いことでしょう。普段はあまり見ることの無い生き物を探したり、観察していることは、生き物の苦手な方にとってはあまり良い思い出ではなかったかもしれませんが、好きな方にとっては時間を忘れてしまうほどわくわくする体験だったのではないでしょうか。最近はあまり海へ行かないという方も多いかとはおもいますが、京都の海水浴場には、岩場のあるところも多くありますので、のんびりと、どのような生き物がいるか、観察されてみてはいかがでしょうか。
さて、京都の海では磯浜観察や、海水浴だけでなく、さまざまな体験に参加することができます。代表的なものでは、地びき網体験や定置網体験などがあり、各漁協などによって企画されています。この地びき網は、船で岸から少し離れたところに網を回し、陸から二手に分かれて引き、魚を獲る方法です。一方の、定置網は、沖のほうにある漁場にあらかじめ設置されている網を引き上げ、魚を獲る方法です。どちらの漁でも、さまざまな魚を獲ることができるのですが、これらの漁に参加すると、一日漁師となって漁師の方と共に漁をしたり、獲れた魚の選別をすることができます。
それだけでなく、これらの体験後の食事や、その日の獲れたて魚の浜売りも魅力なのではないでしょうか。朝早くから漁に参加した後の朝ごはんもとても美味しく感じられますし、まさに自分で獲ってきた新鮮な魚を選んだり、特産の一夜干しなどを選ぶ時間も楽しいのではないでしょうか。特に、浜売りの魚は、新鮮なうえに、これ以上ない低価格で購入することができます。どなたでも関係なく買い物を楽しめるそうですので、漁の体験は朝が早くてたいへんという方も、買い物だけでものぞいてみられてはいかがでしょうか。
京都の海にも、季節ごと、場所ごとにたくさんの魅力がありますので、さまざまに楽しんでみられてはいかがでしょうか。
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