京都万華鏡ミュージアム
皆さまは万華鏡をのぞいてみられたことがあるでしょうか。縁日や駄菓子屋さんで売られているのを目にすることがありますので、一度は手にとって楽しまれたことでしょう。この万華鏡は、スコットランドの物理学者であるデビット・ブリュースターが、光の反射や屈折に関する研究を進めていた1816年に発明したもので、あっという間に世界中に広がりました。この万華鏡が、1980年代にアメリカのガラス作家たちの手によってより芸術性の高いものへと進化していったそうです。そのため、万華鏡というと、筒状をしていて、中を覗き込みながらくるくる回すものをイメージされる方が多いかと思いますが、音楽と併せて楽しむことのできるもの、持って見ることのできないくらい大きなもの、映像を写す方法を工夫したものなど、様々な形のものが考案されています。本日は、そのような様々な趣向を凝らした万華鏡を展示している博物館が烏丸御池にありますので、ご紹介させて頂きます。
京都万華鏡ミュージアムは、平成16年6月に、こども相談センターパトナの展示スペースを利用して、ＮＰＯ法人京都万華鏡こう房が主体となって開館され、ボランティアの方などの協力によって運営されている施設です。世界各国から集められた万華鏡の中から、常時50点程が展示されており、中には貴重なものや、高価なものも含まれているのですが、そのほとんどを実際に手にとって見ることができます。年に４回ほど入れ替えがされていますので何度足を運んでも楽しめるのではないでしょうか。
この京都万華鏡ミュージアムの入り口横には、灯台をイメージした高さ5ｍ、直径50cmの巨大万華鏡が設置されており、その大きさや見た目だけでなく、覘いた中の世界も楽しむことができます。また、ミュージアムショップで万華鏡の手作りキットを購入すると、カフェテリアで作り方を教えてもらうこともできますし（自宅で作ることもできます）、月に１〜２回はオリジナル万華鏡を制作する手作り教室（要予約）も開催されています。オリジナルの万華鏡を作ることができますので、一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。
京都万華鏡ミュージアム
住所：〒604-8184 京都市中京区曇華院前町706-3
開館時間：10：00〜18：00（入館〜17：30） 月曜休館
料金：大人 300円、小・中学生 200円
問合せ：075-254-7902
アクセス：地下鉄 烏丸御池駅 徒歩3分／阪急電車 烏丸駅 徒歩10分
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