石ふしぎ博物館(益富地学会館)

皆さまは海や川、山などへ出かけられた際に綺麗な石を探したり、面白い石を拾ったりされた思い出がありますでしょうか。集めた場所によって含まれる成分や、生成状況に違いがある為、見つかる石の色や形の特徴にも違いが出てきます。綺麗なもの、面白い形のものを探す時だけでなく、持ち帰ってそれまでに拾ったものと並べて比較してみても新しい発見があって楽しいのではないでしょうか。そのように、一口に石と言ってもその種類には様々なものがあり、身近な場所にある割りに知らないことの多いものの代表ではないでしょうか。そこで、本日はそのような様々な石や、化石といったものを展示している石ふしぎ博物館を紹介させていただきます。
石ふしぎ博物館は、京都御所のすぐ西にある益富地学会館という3階建てのビルの3階部分にあります。1フロアの小さな博物館ですが、主に日本国内から集められたたくさんの鉱物や化石が、県ごとに展示されています。これらの展示されているものには、水晶や黄鉄鉱、螢石、菱マンガンといったものや、砂漠のバラやテレビ石、雷の化石、あられ石といった珍しいものなどなど、数えきれないほどの標本が含まれています。また、50cmを超える大きさのアンモナイトの化石や、京都の夜久野町で見つかったヤクノセラス・ヌカテンゼと呼ばれる二億三千年前のアンモナイトの化石も展示されています。このアンモナイトの進化の様子がわかる展示コーナーもあり、鉱物だけでなく、化石などに興味のある方も楽しめるのではないでしょうか。
石ふしぎ博物館が益富地学会館の中にあることは冒頭でお伝えしているのですが、この益富地学会館は日本の地学研究のリーダー的存在であった益富寿之助の自宅を、昭和48年に改装して作った施設で、3階にはご紹介した石ふしぎ博物館が、2階には地学関係の図書を集めた図書館が入っています。
石ふしぎ博物館の展示物は、3ヶ月ほどの間隔で特別展示の内容が入れ替えられておりますので、何度足を運ばれても楽しめるのではないでしょうか。身近なところにたくさん転がっているのに、なかなか詳しくは知らない石ですが、いちどじっくり眺めてみられてはいかがでしょう。



石ふしぎ博物館
住所:〒602-8012 京都市上京区出水通り烏丸西入る
開館時間:10:00〜16:00 土・日・祝のみ開館
料金: 200円(小学生以下無料)
問合せ:075-441-3280
アクセス:地下鉄 丸太町駅 徒歩10分



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☆石ふしぎ博物館☆