綾部・ほたるまつり
そろそろ蛍の舞う季節になりましたが、皆様はもう見られたでしょうか。毎年この季節は暗くなるのが楽しみになり、会社帰りにもついつい回り道をしてしまいます。というのも、狩野コーポレーションの近くに流れている洛北疎水には毎年多くの蛍が飛び、下鴨神社でも糺の森で蛍を見ることができ、蛍火の茶会も行われます。この他にも、寄り道するには遠いですが、有栖川や貴船、清滝川や哲学の道などといった場所で蛍を見ることができます。このように京都市内だけでも数多くの蛍スポットがあるのですが、本日は京都府の綾部市で行われるほたるまつりをご紹介させて頂きます。
京都府の綾部市は、京都市内から舞鶴へ向かう途中にあたり、グンゼ発祥の地として有名で、今もJR綾部駅の近くにはグンゼ記念館などがあります。また、市街地からは外れるのですが、仁王門が国宝に指定されている光明寺や、含勝庭が名勝に指定されている照福寺といったお寺、無形文化財に指定されている黒谷和紙に関する資料の展示や販売を行っている黒谷和紙会館などがあります。たくさん回ろうと思うと、車でないと移動が大変ですが、一度探索されてみてはいかがでしょうか。
さて、冒頭でも述べたように、この綾部市八津合町にある上林山荘周辺では、毎年この時期にほたるまつりが行われます。ことしのほたるまつりは6月14日に行われるのですが、屋台が並んだり、ほたるのトンネルが作られて通り抜けができたり、郷土芸能である上林太鼓が披露されたりと、毎年多くの方が参加され、大変な盛り上がりを見せています。また、祭りのクライマックスには、蛍の一斉開放が行われ、全ての照明を落とした会場では、一斉に放たれた蛍が幻想的に飛び回ります。当日はJR綾部駅から無料の送迎バスが運行される予定になっていますので、一度足を伸ばしてみられてはいかがでしょうか。
このように、綾部では毎年たくさんの蛍を見ることができるのですが、整備工事などの影響か、その数は少しずつ減ってきています。蛍の幼虫の餌になるカワニナを放流したりといった活動はされているのですが、蛍が飛ぶということは綺麗な水の証しですので、大切にしていかなければいけませんね。
ほたるまつり
日時：6月14日 6月14日 14：00〜21：00
会場：上林山荘周辺
住所：京都府綾部市八津合町
問合せ：0773-54-0002(中上林公民館・ほたるまつり実行委員会)
アクセス：ＪＲ 綾部駅→あやバス（30分） 寺町停 徒歩10分
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