岡崎桜回廊・十石舟めぐり

4月に入って1週間になりますが、皆様はお花見をされましたでしょうか。この何回か桜のスポットを紹介させて頂いており、前回は哲学の道を紹介させて頂きました。また、昨年のこの時期には、蹴上のインクライン(→詳しくはこちら)もご紹介させて頂いております。このどちらも琵琶湖疏水と関わりの深い場所であり、桜の名所としても知られています。琵琶湖疏水は、丁度118年前の今日、1890年4月7日に完成し、京都の飲み水や、物資の運搬に大きな役割を果たしていました。今でも、京都市内の水は琵琶湖疏水によって補給されていますが、それ以外にも京都の生活を潤す憩いの場としても大きな役割をはたしています。この琵琶湖疏水の周りには、多くの桜の名所があるのですが、普段とは少し違った形で桜を見ることのできる場所があることをご存知でしょうか。
琵琶湖疏水の岡崎を通る鴨東運河の部分には、毎年桜の季節になると十石舟と呼ばれる小船が浮かびます。この十石舟で岡崎桜回廊めぐりができるのですが、岡崎桜回廊めぐりでは南禅寺舟溜まりから夷川ダムまでの約3kmの行程を25分かけてゆったりとした船の旅を楽しむことができます。この十石舟は1隻が1日29往復(船は2隻)しているのですが、道を歩きながら見るのとはまた違った趣で桜を楽しむことができます。また、十石舟の天井は自由自在に高さを変えることができ、疎水にある6つの橋それぞれの高さに合わせて天井の高さが変わる様を見るのも楽しいのではないでしょうか。定員が12名ほどの大きさの船ですが、ゆったりとくつろぐことができ、道を歩きながら見るよりも近くにある桜や、いつもとは違った角度で見られる平安神宮の鳥居なども楽しめます。事前予約ができないので直接乗船場へ行って乗船券を買わなければいけませんが、近くには岡崎の見所がたくさんありますので、この機会に是非一度乗ってみられてはいかがでしょうか。
この岡崎桜回廊めぐりは2003年3月に京都で開催された第3回水フォーラムを記念して行われたのが始まりで、毎年桜の季節からゴールデンウィークまで行われています。桜が終わった後も、新緑を楽しむことができますし、今年からは船も新しくなっていますので、一度楽しんでみられてはいかがでしょうか。



岡崎桜回廊十石舟めぐり
住所:京都市左京区南禅寺草川町
期間:3月29日〜5月6日
運行時間:9:30〜16:30( 15分毎に出発)
料金:大人 1,000円 小・中学生 500円
問合せ:京都府旅行業協同組合 075-321-7696
アクセス:地下鉄東西線 蹴上駅 徒歩5分



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