哲学の道・散策の集い

4月に入り、新しい年度が始まりましたね。新しい出会いもあり、桜も咲いているこの季節は、歓迎会やお花見なども多くなりますので、皆様のスケジュール帳は予定がぎっしり詰まっておられるかもしれませんね。新しい季節が始まり、忙しい時期ではありますが、だからこそ、お休みの日にはのんびり散歩でもしたいものですね。そこで、本日はゆっくりと散策するにはもってこいの場所を紹介させて頂きたいと思います。
大文字山などが連なる東山の麓に哲学の道と呼ばれる道があります。この道は、琵琶湖疏水分流沿いの道で、若王子神社の近くにある若王子橋から銀閣寺近くの銀閣寺橋までの約2kmの道で、春には桜、夏には蛍、秋には紅葉と、季節を通して自然を楽しむことができます。以前は思索の小径とも呼ばれていたのですが、哲学者である西田幾多郎が好んで散策し、思索にふけっていたことから、哲学の道と呼ばれるようになったのだそうです。
この哲学の道沿いには、500本近くの桜が植えられており、その中には、大正時代に日本画家である橋本関雪夫妻が植えた橋本桜などもあるそうです。植えられている桜の9割ほどはソメイヨシノですが、一気に花を咲かせる為、見事な桜のトンネルとなります。昭和61年に日本の道百選にも選定されているこの道は、車が入って来ないので、桜を見上げながらでも安心してのんびり散策をすることができます。また、桜の花が散り始める頃には、散った花びらに疎水が覆いつくされ、一味違ったお花見を楽しむこともできますので、桜の花を眺めながら、のんびりと思索にふけってみてはいかがでしょうか。
さて、この哲学の道や若王子神社では4月6日にイベントが行われます。若王子神社で行われる桜花祭は、後白河法皇の熊野詣の道中安全を祈願して行われていたお祭で、琴や大正琴、詩吟の奉納などもあり、見ているだけで十分楽しめるのですが、それだけでは満足できないという方は飛び入り参加もできるそうです。皆様も一度参加されてみては如何でしょうか。



王子神社
住所:京都市左京区若王子町2
参拝時間:境内自由
問合せ:075-771-7420
アクセス:市バス 東天王町停 徒歩10分
○桜花祭
日時:4月6日 10:00〜16:00
哲学の道散策の集い
日時:4月6日 11:00〜16:00
問合せ:哲学の道保勝会 075-761-3863



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