松花堂庭園・美術館

早いもので1月も最終日となり、明日からは2月に入りますね。2月に入ると、立春を迎え、暦の上では春となっていくのですが、まだまだこれからも寒い日が続きますね。しかし、まだまだ寒いとは言え、本格的な春に備えて、少し早すぎると思われるかもしれませんが、今の時期から花粉症対策をしなければいけないそうです。毎年花粉に悩まされる方だけでなく、最近ちょっとムズムズするなというような方も、今年は花粉が多いそうなので、早いうちからしっかりと予防をされてみてはいかがでしょうか。
さて、花粉に苦しむ方にとっては、春は辛い季節かもしれませんが、様々な花を楽しむことのできる季節でもありますね。ちょうど今の時期からは、梅の花が咲き始め、北野天満宮のそれに代表されるような梅苑は多くの人で賑わいます。そこで本日は、そのような庭園の中から、素晴しい梅を咲かせる松花堂庭園を紹介させて頂きます。
松花堂は、八幡市にある方丈徒庭園で、寛永の三筆のひとりである松花堂昭乗が江戸時代初期に作ったと言われています。国指定史跡にも指定されているこの庭園は、内園と外園に分かれていて、総面積は22,000?にもなります。内園には名前の由来にもなっている松花堂と呼ばれる草庵(茶室)や書院などがあり、苔庭や枯山水の築山などで構成されています。また、外園は茶の庭園として有名で、40種類ほどの珍しい竹や200種類にも及ぶ椿の植えられた庭には、いくつかの茶室が配されています。その茶室の中の1つ、梅隠の前には紅梅と白梅が植えられており、小さな花を楽しむことができます。それだけでなく、1年を通して美しい景色を楽しむことができますので、一度訪れてみられてはいかがでしょうか。
また、この松花堂庭園には美術館も併設されており、常設展示だけでなく、テーマに沿った特別展示も行われています。今ですと『松花堂昭乗の手紙と茶の湯』というテーマで松花堂昭乗徳川義直主催の茶会に招かれた時の様子を綴った手紙や、松花堂昭乗ゆかりの茶道具や書・画などを展示していますので、興味のあるかたはこちらも覘いてみられてはいかがでしょうか。



松花堂庭園・美術館
住所:〒614-8077 京都府八幡市八幡女郎花43番地
開館時間:9:00〜17:00(入園・入館 〜16:30) 月曜日休園
庭園入園料:大人 400円、学生300円、子供200円
美術館観覧料:大人400円(360円)、学生300円(270円)、子供200円(180円)
※( )内は松花堂庭園と併せての観覧料
問合せ:075-981-0010



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☆松花堂庭園・美術館☆