京都国立博物館

京都には、ほんとうに沢山の博物館や資料館、美術館があるのですが、皆様はそのうちのいくつくらいをご存知でしょうか。以前からこのブログでも博物館などを紹介させて頂いておりますので、いくつかは覚えておられるかもしれませんね。そのように、数多くある京都の博物館の中で、本日は、フランスのお城のような外観を持っている京都国立博物館を紹介させて頂きます。
京都国立博物館は、明治30年に建てられた国立博物館で、フランス17世紀のバロック様式で建てられたレンガ造りの建物で、建てられた当時は、帝国京都博物館という名前でした。その後、昭和27年に国立博物館と名前を変えたのですが、建てられた当時の建物が残されており、昭和44年には本館(特別展示館)、正門、同札売場や袖塀などが重要文化財に指定されています。現在、平常展示館として使用されている新館は、昭和41年に建設された建物になります。
この京都国立博物館は、京都を中心に、社寺に伝わる宝物を保護する目的で造られました。そのため、仏教美術を数多く所蔵しているのですが、それ以外にも、縄文時代から中世の考古資料や日本、中国の彫刻や書籍、江戸時代の蒔絵など、広い範囲にわたって収められています。これらの所蔵品は1万点以上にもなり、その中には、国宝や重要文化財なども数多く含まれています。
さて、この京都国立博物館では、11月11日まで特集陳列として能楽と美術というテーマで展示が行なわれています。大名家伝来の能面、能装束や近代に製作された能装束など、能楽に関するコレクションを多数見ることができます。また、この特集陳列は通常の観覧料金で見られるのですが、これとは別に、11月18日までは、特別展示館で特別展覧会として狩野永徳をテーマに展示が行なわれます。この展示では、狩野永徳など狩野派絵師の作品の中から、新たに発見されたものや、初公開のものなど、約70件が公開されるそうです。これらの展示にも興味のある方は、足を運んでみられてはいかがでしょう。
最後に京都国立博物館の近くにある紅葉スポットを紹介させて頂きます。まず一つめは豊国神社で、これからの季節はサザンカが綺麗な花を咲かせます。歩いて3分程の距離ですので、足を伸ばしてみられてはいかがでしょう。また、養源院の参道も綺麗な紅葉を楽しめますので、是非一度訪れてみられてはいかがでしょうか。



京都国立博物館
住所:〒605-0931 京都市東山区茶屋町527
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休み:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
料金:大人500円、高大生250円、中学生以下無料〔特別展覧会は別料金〕
問合せ:075-525-2473
アクセス:市バス 博物館・三十三間堂前停 徒歩1分



京都 不動産(賃貸物件・売買物件etc)の情報は狩野コーポレーションHPへ



☆京都国立博物館☆