京都嵐山オルゴール博物館

kanohco2007-07-09

皆様のお宅にはオルゴールがあるでしょうか。オルゴールの置物や、宝石箱や時計など身近なものにもオルゴールのついているものがありますので、探してみると意外とたくさん出てくるかもしれませんね。
オルゴールは、18世紀の末にスイスの時計職人が製作したものが最初だと言われています。発明された当初は、携帯用のピルケースや、印章と呼ばれる紋章を押す当時のハンコのようなものに取り付けられており、音楽を自分だけで独占するというのが流行っていたそうです。その後、19世紀には広くヨーロッパに普及し、当初のシリンダー式のものからディスク式のものに進化していったそうですこのディスク式のオルゴールは、ディスクを変えるとさまざまな音楽が楽しめるような造りになっているのだそうです。このようなオルゴールも、20世紀の中頃にエジソンによって蓄音機が発明されると、次第に姿を消していったそうです。
また、オルゴールを内蔵したオートマタと呼ばれるからくり人形もオルゴールと同じように発展してきたそうです。このオートマタは、日本のからくり人形とは違い、とても複雑な動きをします。本当に生きているのかと思わせるような自然な動きをするように作られており、楽器を鳴らしたり、文字を書いたり、踊ったりする様子は本当に作り物なのか疑わせるほどです。現代ではオートマタを作れる職人がほとんど居なくなってしまったため、今残されているのはとても貴重なものとなっています。
さて、このようなオートマタや、数多くのオルゴールを展示している博物館が嵐山にあります。京都嵐山オルゴール博物館は、世界の珍しいオルゴールやオートマタを展示している博物館で、全部で約2000点のコレクションがあるそうです。これらの中から、常時約100点が展示されており、実際に動いている様子を見ることもできます。このコレクションには、リュージュ社というオルゴールメーカーの社長であったギド・リュージュのコレクションから寄贈されたものも含まれており、世界的にも貴重なものが入れ替わりで現れますので、何度訪れても楽しめるのではないでしょうか。また、この時期は比較的人も少なく、落ち着いて見られますので、一度訪れられてみてはいかがでしょう。



京都嵐山オルゴール博物館
住所:〒616-8375 京都市右京区嵯峨天竜寺立石1-38
開館時間:10:00〜18:00
休み:毎週火曜日(祝日の場合は開館)
問合せ:075-865-1020
アクセス:JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅 徒歩10分



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☆京都嵐山オルゴール博物館☆