東映太秦映画村

徐々に夏休みに向けて映画が公開され始めましたが、皆様は何か見に行く予定のものがありますでしょうか。様々な映画の中には、邦画やハリウッド映画もみられますね。映画と言えばハリウッドというくらい映画業界では代表的な存在として人気を集めていますが、皆様は日本にも「日本のハリウッド」と呼ばれていた場所があることをご存知でしょうか。
日本の映画業界は、大正時代に入った辺りから徐々に成長を始め、次々と撮影所が作られました。その当時は大きく分けると東京と京都に撮影所が集まっていたのですが、大正12年関東大震災によって東京の撮影所が被害を受け、東京の映画関係者も京都に移り撮影所を作りました。その後、映画の技術の発展に伴い、映画を上映するための機器設備に巨額な費用がかかるようになると、いくつかが統合されながら映画業界の再編成が行われました。その際に、日活や松竹、新興キネマなどといった撮影所が集中していた太秦が日本のハリウッドと呼ばれるようになったそうです。太秦では、第2次世界大戦の後も、12以上の撮影所を抱える映画地帯だったそうです。
しかし、テレビの普及に伴って映画業界は衰退していき、次々と撮影所は閉鎖されていきました。そのような中で、東映京都撮影所では、荒廃した撮影所の活用の為に、昭和50年11月から撮影所内の一角をテーマパークとして開放し、東映太秦映画村として映画の製作過程を展示・公開しました。毎年徐々に拡充していき、今では面積は約3万平方メートルの中に、映画文化館や映画資料館、時代劇オープンセット、映画実験室などの施設を備えたテーマパークになっています。江戸や明治時代など昔の町並みを再現したオープンセットがあったり、忍者をテーマにしたアクション時代劇やキャラクターショーなども行われています。また、時代劇の登場人物への変身ができたり、殺陣講座があったりと、自分で体験できるものもありますので、時代劇の好きな方や、映画の好きな方は一度足を運ばれてみてはいかがでしょう。



東映太秦映画村
住所:〒616-8586 京都市右京区太秦東蜂ケ岡町10
開村時間:9:00〜17:00 (12月〜2月 9:30〜16:00)
休み:12月25日〜31日
料金:大人2200円、中高生1300円、小人(4歳以上)1100円
問合せ:075-864-7716
アクセス:JR嵯峨野線 太秦駅花園駅 徒歩13分



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☆東映太秦映画村☆