八ッ橋

皆様の中で、京都のお土産と言えば「八つ橋!」という方はどのくらいおられるでしょうか。この八つ橋にも、おたべのものや井筒八ツ橋本舗のもの聖護院八ツ橋のものなどたくさんあり、さらに、最近ではニッキのものだけでなく、抹茶やチョコ、イチゴやゴマといった多くの味が出ています。
この八つ橋、元を辿ると江戸時代にまでさかのぼると言われており、筝曲八橋流の創始者である八橋検校に由来するそうです。この八橋検校は、福島県の生まれで、三味線と琴の名手だったそうです。そのため、岩城平藩主の内藤義概のもとで筝曲八橋流を確立したのですが、ものを大切にする性分だった故に、米びつを洗う際に捨てられる細かいお米が気になっていたのだそうです。(当時はお米が大変貴重だった)そのため、世話になっているお茶屋の主人が米びつを洗っている時に、それに蜜や桂皮末を混ぜて煎餅にすることを提案し、八つ橋の原型となる堅焼煎餅ができたそうです。その後八橋検校が亡くなり、祇園お茶屋では八橋検校を偲んで、琴の形をした堅焼煎餅を八つ橋と名づけてお客さんに出したそうです。それが人気を呼び、ついには京都土産の代表とまでなったのだそうですが、味は作られた当時とほとんど変わっていないのだそうです。
さて、ここまでの話で出てきた八つ橋が堅焼煎餅となっているように、もともとは焼いてあるものが八つ橋だったのですが、皆様もご存知のように、今は生のものも並んでいます。冒頭で挙げたいろいろな味があるものはこの生のもので、焼いてあるものは昔からあるものだけです。どちらもきっとお土産に喜ばれるのではないでしょうか。
また、八つ橋の工場を見学できるところや、実際に八つ橋を作る体験をできるところもあります。興味のある方は、一度、見学・体験されてみてはいかがでしょうか。



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☆おたべ☆
☆井筒八ツ橋本舗☆
☆聖護院八ツ橋☆
☆花こまち本舗☆
☆本家西尾八ツ橋☆