南瓜大師供養・不思議不動院

最近は、すっかり日の暮れるのが早くなりましたが、もうすぐ1年で最も昼が短くなる冬至がやってきます。冬至は、二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれる太陽太陰暦の月を決定する際に、季節とのずれを調節する指標として使われるのだそうです。この二十四節気では、1年を日数や太陽の位置によって24等分し、それぞれの分割点となる日に季節を表す名称を付けているのですが、その中でも特に二分と呼ばれている春分秋分は、休日にもなっているので皆様ご存知なのではないでしょうか。また、四立と呼ばれているのが立春立夏立秋立冬で、二至と呼ばれているのが夏至冬至です。
冬至の日の12月22日には、柚湯に入ったり南瓜を炊かれるご家庭も多いのではないでしょうか。この柚湯には体を温める効果があるようで、風邪を防ぎ、皮膚を強くする為に入るのだそうです。また、南瓜にも厄除けや風邪予防の力があるそうです。これからますます寒さは厳しくなりますので、冬を健康に乗り切る為にも、柚湯と南瓜をぜひ実行されてみてはいかがでしょうか。
さて、この冬至には各地で供養などが行われます。金閣寺の近くにある不思議不動院でも冬至の日に南瓜大師供養が行われます。不思議不動院の境内には、お狐大明神や子授け地蔵などの祠堂があり、不思議さんと呼ばれて親しまれています。また、不思議不動院の本尊の不思議大明神は、かぼちゃ大師と呼ばれており、中風除けやボケ封じにご利益があると言われています。この不思議不動院で行われる南瓜大師供養では、約500人分、200kgにもなるエビス南瓜の炊いたものが振舞われるのですが、この南瓜を食べると、元気に老いることができるのだそうです。寒い冬を乗り切るため、これからも元気に活躍するために、一度お参りされてみてはいかがでしょうか。


不思議不動院 (ふしぎふどういん)
住所:京都市北区衣笠赤阪町1-1
開門時間:9:00〜15:00 無休 拝観自由
問合せ:Tel 075-462-6628   Fax 075-462-6628
アクセス:市バス金閣寺道停 徒歩15分、立命館大学前停 すぐ
駐車場:有(12台)
●南瓜大師供養
日時:12月22日 10時〜14時(なくなり次第終了)


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