すし供養・本能寺

本能寺の変と言えば、誰もが一度は耳にしたことのある歴史上の出来事でしょう。織田信長が味方であったはずの明智光秀に襲撃され、自害したのが本能寺の変(1582年)なのですが、この舞台ともなった本能寺は、現在も京都市役所のすぐ近くにあります。本能寺は、1415年に日隆聖人によって建立されたのですが、現在に至るまでに5度の焼失と7度の再建を繰り返しているのだそうです。数ある焼失のうちの一つが本能寺の変で、その当時は四条西洞院の辺りに建てられていたのですが、本能寺の変後、豊臣秀吉が現在の場所に再建したのだそうです。
織田信長は、京都に居館を構えず、上洛した際も妙覚寺や本能寺を宿とすることが多かったそうです。その当時(焼失・移動前)の本能寺は、広大な敷地を持ち、周囲に堀と土塁をめぐらせ、その内部に七堂伽藍や多くの子院・厩舎を備えた要塞のような構えをしていたのだそうです。また、種子島との縁も深かったそうで、鉄砲などの武器を各地の大名などに斡旋していたという記録も残されているのだそうです。そのような関係から、織田信長は本能寺に泊り込むことが多かったのではないかとする説もあるようです。
現在の本能寺は、京都市役所の南側、寺町商店街の一角で静かに佇んでいます。この本能寺には、資料館が併設されており、本能寺の変の夜に突然鳴きだしたという言い伝えのある三足蛙の香炉や織田信長の遺品、信長の側近であった森蘭丸の背負い刀など、なかなか見ごたえのある内容となっているそうです。また、境内の奥には信長公廟もあり、信長のものと伝えられている刀剣を祀っているのだそうです。(注:信長のお墓はまた別の場所にありますので、実際に本能寺に遺骨があるわけではありません。実際のお墓の場所などはまた別の機会にでもご紹介させて頂きますね。)
さて、この本能寺では11月1日に変わった行事が行われます。1日はすしの日ということで、鯖・鯖寿司に感謝する慰霊行事が行われるのだそうです。当日は、境内で寿司の格安販売も行われるそうで、11時からは法要も行われるとのこと。お寿司が好きな方、鯖が好きな方は訪れられてみてはいかがでしょう。また、本能寺では、毎年6月の上旬に信長まつりが行われているそうです。ここ数年間行われていなかった武者パレードも、今年復活したそうなので、次の機会(2007年6月)にでも足を運ばれてみてはいかがでしょう。


本能寺
住所:〒604-8091 京都府京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町522
開門時間:6:00〜17:00 資料館:大人500円 10:00〜16:00
問合せ:075-231-5335
アクセス:地下鉄東西線 京都市役所前駅 徒歩1分/京阪電鉄 三条駅 徒歩5分
●すし供養
日時:11月1日 法要11時〜


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