八朔祭・松尾大社

ついに、今日で8月も終わりですね。梅雨が長引いたので夏が短かったような気もしますが、まだまだ暑い日が続いていますので、ビアガーデンなどでビールを楽しまれる方も多いのではないでしょうか。さらに、これからはお月見の季節を迎え、ますますお酒を飲む機会が増えるかもしれませんね。そこで今日は、お酒と関りの深い神社を紹介したいと思います。
嵐山に観光に訪れたことのある方は多いのではないかと思うのですが、その嵐山の南方に松尾と呼ばれる地域があります。松尾には、京都最古の神社の一つであり、京都洛西の総氏神でもある松尾大社(まつおたいしゃ)という神社があります。この松尾大社はお酒の神様として有名で、お酒に使うと腐敗しないと伝えられている亀の井と呼ばれる神泉があり、酒造業者から厚い信仰を集めているそうです。また、「お酒を飲む人のお守り」なるものもあるそうなので、お酒をよく飲まれる方にはお勧めの神社ではないでしょうか。
また、松尾大社上賀茂神社下鴨神社とともに王城鎮護の社だそうで、共に鎮座1300年を迎える神社だそうです。太古の昔より、この地域一帯に住んでいた人々が、松尾山の神霊を祀って生活守護神としたのが起源と言われているそうで、松尾大社のご利益は醸造に限らず、開拓、治水、土木、建築、商業、文化、寿命、交通、安産と多岐にわたり、あらゆる面から人々の生活を守護されているそうです。
松尾大社の本殿は、松尾造りと呼ばれている特殊な造りになっており、方向は比叡山の方に向けて建てられているのだそうです。この松尾大社には宝物館や庭園、お酒資料館(無料)もあるそうです。松尾大社の宝物館では木造男神坐像二体や木造女神坐像一体といった重要文化財を見る事ができ、松風苑三庭では趣の異なった3つの庭園を見ることができます。また、松尾大社から少し足を延ばすと、月読神社という松尾大社の境外摂社もあり、月読尊という月の神様が祭られているのだそうです。この月読神社は、また別の機会にでも詳しくご紹介させていただきましょう。
さて、この松尾大社で9月3日に八朔(はっさく)祭が行われます。この八朔というのは旧暦の8月1日をさしているそうで、風雨の順調・五穀豊穣・家内安全を祈って行われるそうです。夕方には境内に八朔提灯が灯され、1日を通して色々な神事が行われますので、嵐山から少し足を延ばして行かれてみてはいかがでしょうか。


松尾大社
住所:〒616-0024 京都府京都市西京区嵐山宮町3
休日:無し 9:00〜16:00
拝観料:無料(庭園は¥500−)
問合せ:075-871-5016
アクセス:阪急嵐山線松尾駅」から徒歩5分/市バス「松尾大社前」徒歩3分
駐車場:有り(無料)
●八朔祭
日時:9月3日 8:00〜奉納相撲/10:00〜祭典/11:00〜女神輿の渡御/16:00〜六斎念仏踊り


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