七夕まつり・地主神社

まだまだ梅雨明けは訪れていませんが、もうすぐ、7月7日の七夕ですね。七夕といえば織姫と彦星の伝説が有名ですが、それ以外にも各国に天の川にまつわる物語があるようです。そのいずれを取ってもべガ(織姫)とアルタイル(彦星)が天の川によって会えなくなっているという物語で、年に1度7月7日にだけ会えるという日本の七夕伝説と同じようなストーリーになっています。
このような七夕伝説にちなんだ祭りが、地主神社(じしゅじんじゃ)で行われるそうです。このお祭りは、恋愛成就の祭で、七夕の笹に互いの名前を記した一対のこけし(織姫と彦星に見立ててあるそうです)を吊るして奉納すると、想いがかなうのだそうです。理想のタイプを書いて吊るすだけでもいいそうなので、試してみる価値はあるかもしれませんね。
この地主神社は、清水寺本堂の北にあり、昔からえんむすびの神さまとして親しまれています。特に境内の「恋占いの石」が有名で、国内だけでなく、海外からもこの恋占いの石を目的に参拝される方が多いそうです。この恋占いの石は、片方の石から反対側の石まで、目を閉じたままでたどり着くことができると恋の願いが叶うと言われています。また、誰かの助けを借りれば、人のアドバイスを受けて恋愛が成就し、たどり着くまでに2回、3回と回数が重なるほど、成就まで時間がかかるとも言われています。このように、目を閉じたまま一定の距離をおいたものにたどり着けるかどうかで、何か自分の願が成就するかどうかを占うという行為は、昔から神様にお伺いを立てる方法としてあった古い神事なのだそうです。
さらに、この恋占いの石は、アメリカの原子物理学者であるホースト博士によって、縄文時代の遺物であるとの説が唱えられるほど古い石なのだそうです。地主神社の始まりも、その歴史が記録されていないほど古いものなのだそうなので、縁結びの力が強いというのも何故か納得できるような気がしますね。(地主神社は縁結びだけでなく、安産の神様でもあるそうです)
この地主神社の本殿・拝殿・総門は1633年(寛永10年)に徳川家光が再建したものだそうで、世界文化遺産に登録されているものだそうです。境内は桜の名所でもあり、地主桜が特に有名なのだそうです。この地主桜は、811年(弘仁2年)に嵯峨天皇行幸された際、そのあまりの美しさに三度車を返されたという故事から「御車返しの桜」とも言われているそうです。
今は桜の時期ではありませんが、清水寺に隣接していることもあり、眺めは最高です。また、境内にはおかげ明神という神様もいて、どんな願い事でも、一つだけなら必ず「おかげ」(=ご利益)がいただけるという、一願成就の神さまなのだそうです。一つだけと言われると、とても悩んでしまいますが、必ず叶うと言われていますので一度お願いしに行ってみてはいかがでしょうか。



地主神社
住所:〒605-0862 京都府京都市東山区清水1
開門時間:9:00〜17:00
お休み:無休
料金:無料(但し、清水寺通り抜けの拝観料は必要)
問い合わせ先:地主神社  075-541-2097
アクセス:JR「京都駅」中央口から100・206系統のバス約13分「五条坂」/206系統のバス約14分「清水道」  徒歩10分
●七夕祭り
日時:平成18年7月7日 午後2時



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