貴船神社・貴船祭

ついに、本日で5月が終わり、明日からは6月が始まりますね。
6月と言えば、梅雨の季節。梅雨の季節と言えば、雨。今日はそんな雨と縁の深い「貴船神社(きぶねじんじゃ)」をご紹介したいと思います。
貴船神社は鴨川の上流、水源地にあたり、古くから水の神様として信仰されています。そのため、昔から日照りや、長雨に対する祈願の際には馬が奉納されていたそうです。奉納する際には、日照りには黒馬を、長雨には白馬を捧げていたそうです。しかし、生馬の代わりに板に馬の絵を描いた「板立馬」を奉納していた時期もあり、この「板立馬」が、絵馬の原型になったと考えられています。つまり、貴船神社が絵馬の発祥の地であるとも言えるのです。
貴船神社は、水の神様としてだけではなく、心願成就、えんむすび、航海安全、消防の神様としても親しまれています。黒馬・白馬の絵馬だけでなく、貴船神社の神様に因んだ龍絵馬などもありますので、訪れた際には何か願い事を書かれてはいかがでしょうか。
貴船神社では、明日(6月1日)11:00〜18:00頃にかけて、貴船祭りが執り行われます。この貴船祭では、鷺森神社雅楽保存会による乙女舞や、島根県加茂町貴船神社・出雲神楽奉納団による出雲神楽なども奉納されますし、一般参加できるイベントとしましては、家内安全と無病息災を願う招福餅まきも行われます。
また、6月末には水無月の大祓式(おおはらえしき)も執り行われます。水無月の大祓式とは、半年間の間に染み付いた罪穢(つみけがれ)を、水の霊力によって払うための儀式です。この儀式では、人形(ひとがた)に自分の罪穢を移して川に流します。
この水無月の大祓は、夏越しの祓とも言うそうで、これから迎える暑い夏に備え、茅萱(ちがや)で作った茅の輪をくぐることで、悪疫退散・除災招福・延命長寿を願うのだそうです。
最近は暑い日が続いていますので、貴船をのんびり探索したり、体中の罪穢を流してすっきりした後は、川床でゆっくりと涼を取り、身も心もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

貴船神社
叡山電車 貴船口駅からバス5分・徒歩30分
・拝観料 無料

貴船祭】
・乙女舞 11:30〜
・神輿発輿祭(おみこしが出発する祭) 13:00〜 
・御輿巡幸 13:30〜18:00 
・子供千度詣 15:00(一般参加可)
・招福餅まき 15:15
・出雲神楽 15:30

水無月の大祓式】
・茅の輪くぐり 6月25日〜6月30日まで



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