三千院・御懺法講(おせんぼうこう)

大原・三千院といえば聞き覚えのある方も多いことでしょう。三千院は、天台五門跡の一つであり、市指定名勝庭園の「有清園」や「聚碧園」、重要文化財の「往生極楽院」、国宝の「阿弥陀三尊像」など見ごたえのある名所となっております。
そんな三千院の重要な年中行事の一つ「御懺法講(おせんぼうこう)」が5月30日(火)に執り行われます。「御懺法講」とは、保元2年(1157年)に後白河法皇が宮中の行事として始めた(宮中御懺法講)もので、法華経を読誦し、六根(眼・耳・鼻・舌・身・意の六つの感覚器官のこと)を懺悔し、罪障を消滅して九品往生(くほんおうじょう)を祈るという、歴史的にも貴重な行事となっております。この行事の大きな特徴は、法華懺法(朝題目)と例時作法(夕念仏)が声明の博士(譜)をつけて唱えられることで、雅楽の演奏も行われます。
また、5月31日までは「大原女(おはらめ)まつり」も行われております。残念ながら「大原女時代行列」は5月22日に終わってしまいましたが、大原女まつりの期間中は、大原女の衣装を1日無料貸し出ししています。この機会に、一度体験してみてはいかがでしょう。
これからの季節、三千院では紫陽花苑も見頃の時期を迎えます。一度、大原まで足を伸ばし、大自然の中を探索されてみてはいかがでしょう。

三千院
●開門時間:3月〜11月は8:30〜17:00、12月〜2月は8:30〜16:30
●お休み:無休
●料金:一般600円
●問合せ先:三千院 075-744-2531
●アクセス:JR「京都駅」から17、18系統のバス「大原」下車、徒歩10分

【大原女まつり】 〜5月31日(月)
●大原女衣装:1日無料貸出(女性のみ、お子様用の衣装も用意しております・事前予約制)
・申込受付−大原観光保勝会事務所 電話 075-744-2148 10時〜14時(日祝除く)
・着付場所− 大原観光保勝会事務所 京都バス大原バスターミナル南側または大原郷土館。いずれも14時まで。雨天中止。


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