法然院 秋季 伽藍内特別公開

kanohco2005-11-04

正式名称は善気山法然院萬無教寺。浄土宗系単立寺院です。鎌倉時代初期、法然上人が弟子の住蓮・安楽と共に六時礼讃(昼夜六度にわたって阿弥陀仏を礼拝・賛嘆すること)を唱えた鹿ケ谷の草庵を、江戸時代初期の1608年(延宝8年)知恩院第三十八世萬無和尚が法然上人ゆかりの地に念仏道場を建立することを発願し、再興されたものです。趣のある数奇屋風の茅葺の山門をくぐると、緑深い境内へ。両側には白い盛り砂の白砂壇(びゃくさだん)があり、水を表す砂壇の間を通る事は、心身を清めて浄域に入ることを意味しています。本堂には本尊阿弥陀如来坐像、法然上人立像他を安置し、方丈の狩野光信筆の襖絵は重要文化財に指定されています。小鳥達のさえずりが響く閑静な境内には京の名水として名高い「善気水」が湧き、椿の名所としても有名です。又、奥の墓地には谷崎潤一郎河上肇など学者・文人のお墓が数多く存在します。豊かな自然に囲まれ、四季折々の景観を楽しむことができます。春の椿、秋の紅葉は特におすすめです。
通常伽藍内は非公開ですが、11月1日から7日まで、伽藍内部の一般公開を行われていますので、この機会に是非ご覧下さい。
秋季 伽藍内特別公開毎年11月 1日〜7日
午前9時〜午後4時
文化財保存協力料 800円
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