御手洗祭り

kanohco2005-07-22

日に日に暑さが増して感じられますが、やっぱり夏といえば祭りの季節ですね。下鴨神社では、毎年土用 の丑の日(今年は7/28)に御手洗(みたらし)祭りの足つけ神事という行事が行われます。これは境内を流れる御手洗川に入って、一年の健康を祈るというもので、始まりは平安期の頃。季節の変わり目に貴族達は禊祓いをして、罪、けがれを祓い、土用の丑の日に御手洗池の中に足をひたせば、疫病、安産にも効き目があるといわれ、今日まで受け継がれてきました。毎年、土用の丑の日に境内御手洗池に祀られている御手洗社において「足つけ神事」が行われ、御手洗池で膝までを浸し、無病息災を祈ります。
  気持ちよい水に入り一年の健康を祈りながら、糺(ただす)の森の参道に並ぶいっぱいの屋台を楽しむ事が、沢山の老若男女がこの行事に参加する大きな理由かもしれません。
その屋台の中で、社殿に一番近いところには「みたらしだんご」の店がでています。勘が良い方はもうおわかりかもしれませんが、何をかくそうこの御手洗祭りは「みたらしだんご」の発祥地なのです。この行事が行われるようになり、いつしか神社の境内に串団子を売る店が登場し、これが御手洗詣での名物となり、ついには「御手洗団子」と呼ばれるようになったのです。「みたらし団子」には長年お世話になっていますが、まさか京都が発祥の地とは知りませんでした。冷たい水につかり、風情の感じられるお祭りですので、ご家族・友人と是非足を運んでみられてはいかがですか。
詳しい物件の情報は狩野コーポレーションHPへ
下鴨神社