京の夏、祇園祭 その1

kanohco2005-07-08

7月は夏祭りが全国各地で繰り広げられます。今回は、京の夏を代表する祇園祭について、少し書きたいと思います。
祇園祭は、千百年の伝統を有する八坂神社の祭礼です。古くは、祇園御霊会(ごりょうえ)と呼ばれ、貞観11年(869年)に京の都をはじめ日本各地に疫病が流行したとき、「これは祇園牛頭天王の祟りである」として、平安京の広大な庭園であった神泉苑に、当時の国の数−66ヶ国にちなんで66本の鉾を立て、祇園の神を祭り、さらに神輿をも送って、災厄の除去を祈ったことにはじまります。以来、1100余年、町衆の心意気と、多大の奉仕によって幾多の戦乱を乗り越えて発展し、連綿と引き継がれ今日に及んでおります。
この祇園祭は、7月1日の「吉符入り」にはじまり、31日の境内摂社「疫神社夏越祓」で幕を閉じるまで、1ヶ月にわたって各種の神事・行事が繰り広げられます。来週からはいよいよ鉾建が始まります。
詳しい物件の情報は狩野コーポレーションHPへ