山野草の森祭り

皆様は京都を流れる川をどのくらい知っておられるでしょうか。鴨川や宇治川桂川などは皆様ご存知のことと思いますし、以前にご紹介させて頂いている鵜飼(→[http://d.hatena.ne.jp/kanohco/20060710:title=こちらや保津川下り(→こちら)が行われる保津川大堰川)もご存知なのではないでしょうか。これらの川は、全て淀川水系で、大阪湾へ向けて流れて行く川なのですが、山を越えた反対側の日本海へ向かって流れていく川もたくさんあります。その一つが由良川で、丹波高地にある三国岳から流れ出し、福知山市綾部市などを通って若狭湾へ流れ込みます。この若狭湾へ注ぎ込む河口部の由良は、昔は由良川水運の港として栄えた場所で、今でも夏になると神崎海水浴場や丹後由良海水浴場へ訪れる人々で賑わいます。また、百人一首に選ばれている小式部内侍や曽禰好忠の歌に詠まれている場所でもあり、昔から名所として知られていました。
さて、この由良川が福知山や綾部を流れて海へ向かうことはお話させて頂きましたが、その途中で自然活用型公園の一つであるわち山野草の森の近くを通りますので、本日はこの施設をご紹介させて頂きます。わち山野草の森は、由良川を見下ろす丘陵地にある公園施設で、12haの敷地では、すでにあったものに新たに植栽されたものを合わせて約900種類の山野草や花木を見ることができます。シャクナゲ園、アジサイ園、ツバキ園、果樹園、山菜園などとそれぞれのゾーンに分けられた園内には約2kmの遊歩道も整備されており、季節ごとの草花を楽しむことができます。また、押し花や木工、苔玉・寄せ植えなどといった体験メニューに参加することもでき、それ以外にも、季節ごとに栗拾いやハーブの摘み取り、シイタケ狩りといった体験イベントが行われています。食堂もありますが、野外バーベキューを行うこともできますので、一度訪れてみられてはいかがでしょうか。
また、12月13・14日には山野草の森祭りも行われます。車や電車で向かう途中の景色も楽しむことができますので、皆様も一度訪れてみられてはいかがでしょうか。



わち山野草の森
住所:〒629-1131 京都府船井郡京丹波町坂原シヨガキ5
開園時間:9:00〜17:00(入園〜16:00)
休み:毎週火曜日(祝日の場合は翌日閉園)、年末年始
料金:大人 300円、小学生 200円
問合せ:0771-84-2041
アクセス:JR 和知駅 徒歩30分(約2.3km)
山野草の森祭り
日時:12月13日・14日 



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☆わち山野草の森☆