嵐山トロッコ列車・保津川下り

今までに何度か嵐山方面をご紹介させて頂きましたが、どこかへ足を運ばれましたでしょうか。桜の季節にも多くの方が観光に訪れられ、賑わっていましたが、そのような嵐山で、これからの暑い季節にこそ楽しめる場所がありますのでご紹介させて頂きます。
嵐山の竹林の中を、野宮神社を通り過ぎ、大河内山荘の入り口も横目に進んで行くと、トロッコ嵐山駅があることをご存知でしょうか。このトロッコ列車はJR嵯峨嵐山駅の近くにもトロッコ嵯峨駅という乗り場があり、この駅を基点に亀岡までの7.3kmを走っています。この嵯峨野トロッコ列車は旧山陰本線の一部で、電化・複線化の為に廃線となった線路を利用しています。渓谷に沿って進む為、亀岡までの25分の旅では、季節ごとの景色を楽しむことができ、夏の暑い時期でも爽やかな風を感じることができます。途中、びっくりするようなイベントがあったり、トンネルに入ると音が大きく、すぐ隣に座っている人とも会話ができなかったりしますが、大声で会話をすることも、日頃大声を出す機会の無い生活の中では、ちょっとしたストレス発散になり、楽しめるのではないでしょうか。
また、嵐山を出発したトロッコの終点は亀岡になるのですが、この亀岡からの帰り道には保津川下りに挑戦されてみてはいかがでしょうか。保津川下りは、亀岡から嵐山までの約16kmの渓流を2時間ほどかけて船で下る舟下りで、もともとは木材や薪炭などといった丹波地方の産物を都へ送る為の産業水路として江戸時代の始め頃から利用されてきました。約400年ほどの歴史をもつこの保津川下りは、高瀬川などを作った角倉了以の携わった事業の一つとしても知られています。現在の保津川下りでは、通常3人の船頭が乗り、棹や舵、櫂で船を操り大きな岩の間をすり抜けていきます。岩と岩の間をすり抜ける瞬間のスリルもそうですが、保津川の渓谷をのんびり眺められることも、保津川下りを楽しむポイントになっているのではないでしょうか。
このトロッコ保津川下りだけでなく、保津峡から清滝へ抜けるハイキングコースも、東海自然歩道として整備されており、2kmほどの道のりは約30分程で歩ききることができます。これからどんどん暑い季節になりますが、様々な形で自然のひんやりとした空気を満喫されてみてはいかがでしょうか。



嵯峨野トロッコ列車
運転期間:3月1日〜12月29日 水曜定休 ※但し祝祭日と重なった場合運転
料金:大人片道600円 、小人片道300円
保津川下り
料金:大人 3,900円、小人(4歳〜12歳まで) 2,500円
※12月1日〜3月9日までは冬季お座敷暖房舟となる



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