青谷梅林・梅まつり

2月も半ばを迎え、梅の花もちらほら咲き始めているのですが、皆様はどこかで梅を見られたでしょうか。京都で梅の有名なところというと、北野天満宮を真っ先に思い浮かべられる方も多いのではないでしょうか。丁度、北野天満宮では梅苑が公開されておりますので、毎月25日に開かれている天神さんの市に合わせて訪れる予定の方もおられるかも知れませんね。この毎月の縁日のなかでも、特に2月の天神さんでは、菅原道真の祥月命日ということで梅花祭が行われますので、一度訪れてみられてはいかがでしょうか。
さて、北野天満宮の梅苑も見事なのですが、城陽にも京都一を誇る大きな梅林があることを皆様はご存知でしょうか。
城陽市の青谷地区の東方に広がる丘陵地に青谷梅林と呼ばれる梅林が広がっています。古くは鎌倉時代からあったと言われており、今でも約20haの樹園地に、1万本にもなる白梅が毎年花を咲かせます。この梅林は、生産梅林として栽培されているもので、梅菓子や梅干の材料となる城州白や梅酒用の白加賀等を代表に、青軸、鶯宿、玉英などが栽培されています。これらの梅は、6月から7月にかけて収穫されるのですが、その収穫量は120〜130tにもなり、栽培面積、生産量のどちらをとっても、京都一を誇っています。
この青谷梅林では、梅の時期になると梅まつりが行われます。今年は2月20日から3月にかけて行われるのですが、このお祭りは青谷梅林振興協議会の主催で、「春は城陽から」というキャッチフレーズのもと昭和59年から始められました。毎年2万人ほどの人が訪れ、雲のように広がる真っ白な梅の花や、ほんのりと漂う梅の香りを楽しんでおられます。梅まつりの期間中は多彩な行事も催されていますし、梅林を巡る散策コースには見所もたくさん隠されていますので、機会がありましたら、一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。
また、青谷梅林で生産される梅の中でも、梅干用となる梅は、収穫後に塩漬けされたあと、8月上旬のもっとも暑い時期に合わせて三日三晩にかけて天日干しされます。この天日干しも城陽の夏の風物詩ですので、機会がありましたら、夏の城陽にも訪れてみられてはいかがでしょうか。



青谷梅林
住所:〒610-0100  京都府城陽市
問合せ:城陽市産業活性室 0774-52-1111(内線550)
アクセス: JR奈良線 山城青谷駅 徒歩20分
○梅まつり
日時:2月20日〜3月16日 10:00〜15:00



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