京都お箸の文化資料館

皆様は普段外出される際などにMy箸というものを持って歩かれているでしょうか。最近はエコ活動の一環として、割り箸を使わずに、使い捨てでない自分のお箸を持ち歩き、それを使うことで木材などの資源を大切にしようという呼びかけがされていますので、皆様の中でも実践されておられる方がいらっしゃるかもしれませんね。My箸を持つことは買い物時にビニールの袋を断ったり、こまめに電気を消すのと同じくらい簡単にできますが、なかなか実践に移すのは難しいかもしれませんね。しかし、生活の中で最も身近にあり、誰にでも実践できることですので、皆様もお気に入りのMy箸を携帯されてみてはいかがでしょう。
さて、少し話が逸れてしまっていましたが、本日は日本人の食文化に欠かすことのできない「お箸」をテーマに開かれている資料館を紹介させて頂きます。
山科にある京都お箸の文化資料館は、お箸にまつわる資料館では日本で最も古くからあるもので、1996年11月にオープンされました。箸問屋を経営する井津明楽さんが70歳になった記念に開館した資料館で、館内には国内外のお箸が所狭しと展示されています。資料館の展示物は、螺鈿細工の若狭塗りの箸や、中国やモンゴルの貴人が毒味に使ったとされる銀の箸、韓国の食堂で使われている割り箸など多岐に渡り、それぞれの展示物からはその国の食文化を感じることができます。これらの展示物は、約450点の収蔵品の中から400点ほどが常設展示されており、歴史や製作過程などの説明が書かれたパネルとあわせて、多様な文化に触れることができるのではないでしょうか。また、館内に置かれている長さが210cmにもなる割り箸は世界でも最大級のものですので、訪れられた方は実際にその大きさをご覧になってみてはいかがでしょう。
この京都お箸の文化資料館では、予約をすればお箸作りを体験することもできます。このお箸作り体験では、平安時代に庶民の間で使用されていた檜製の丸箸を作ることができますので、皆様も手作りのMy箸を持ち歩いてみられてはいかがでしょうか。



京都お箸の文化資料館
住所:京都市山科区御陵天徳町29
開館時間:10:00〜16:00 火曜日定休
料金:無料
問合せ:075-595-0919
アクセス:JR/京阪電鉄/地下鉄 東西線 山科駅 徒歩5分



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