琴引浜（掛津海水浴場）
ついに８月に突入し、まさに夏本番という感じになりましたね。皆様は夏と言えばどのような遊びをされるでしょうか。山でキャンプをしたり、川で釣りをしたり、夜は花火をしたりと、様々に楽しまれることでしょう。また、海に行かれる方も多いのではないでしょうか。そこで、本日は京都を代表する綺麗なビーチを紹介させて頂きます。
丹後半島の北西部に琴引浜と呼ばれるビーチがあります。全長1.8kmにわたって広がるこのビーチの砂は真っ白で美しく、鳴き砂としても知られています。このビーチは、「全国白砂青松百選」「日本の音風景百選」「日本の渚百選」などにも選ばれている景観を誇っており、波消しブロックなども置かずに、自然のままの風景を楽しむことができます。
この鳴き砂というのは、主成分が石英で構成されており、綺麗な状態が保たれていると表面の摩擦係数がとても大きくなるのが特徴なのだそうです。この状態で、踏まれたりして強い力が加わった時、ばらばらではなく、まとまって砂が動き、それによって振動して音を出すそうです。鳴き砂には、何よりも綺麗な水と空気が必要で、たとえ少量のタバコの灰だったとしても、汚れてしまっては音を出せなくなります。この琴引浜だけではありませんが、ゴミを捨てたり、ジュースを流すだけでも、自然は汚れていきます。いつまでも綺麗な景色を楽しめるように、少しのゴミでも気を抜かずに最後まで責任を持って捨てないといけませんね。
もう一つ、鳴き砂の音を出すために必要な条件があります。それは、砂が乾いていること。天気がよくても、足がぬれていたり、掘り返した砂では音が出ないそうです。表面の乾いた砂だけをするように歩くのがコツだとか。また、琴引浜の中央よりやや西側は、特に太鼓浜と呼ばれており、踏んだり叩くと鳴き砂とは違った「ドンドン」と響いた音がするのだそうです。一度試してみられてはいかがでしょう。
近くには琴引浜鳴き砂文化館という施設もあり、鳴き砂を中心に、人と自然との関わりや、海の環境保全について学べるそうです。機会がありましたら、こちらものぞいてみられてはいかがでしょうか。
○琴引浜
住所：〒629-3112 京都府京丹後市網野町掛津
問合せ：0772-72-0900 網野町観光協会
アクセス：北近畿タンゴ鉄道宮津線 網野駅 車約13分
○琴引浜鳴き砂文化館
住所：〒629-3112 京都府京丹後市網野町掛津56
開館時間：9:00〜17:00（入館は16:30まで）
休み：毎週火曜日（祝日の場合は翌日）
料金：大人300円、小中学生100円
問合せ：0772-72-5511 琴引浜鳴き砂文化館
アクセス：北近畿タンゴ鉄道宮津線 網野駅 車約13分
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