岡崎神社

kanohco2007-07-30

皆様の通われていた小学校では、何か動物を飼っておられたでしょうか。私の通っていた小学校がそうだったように、ウサギやニワトリを飼っておられる学校へ通っていた方も多いのではないでしょうか。このうち、ニワトリは日本で野生のものを見ることはできませんが(逃げ出して野生化したものを除き)、ウサギは今でも野生のものが多くいます。その証拠に、特に冬の山などに行かれると、足跡を見つけることも多いのではないでしょうか。このような野生のウサギは、京都市内でも昔は見ることができたのですが、今ではほとんど見られなくなってしまいました。このような、ウサギの生息していた地域には、今の岡崎のあたりも含まれているのですが、この岡崎の地にウサギを祀っている神社があることをご存知でしょうか。
岡崎神社は、平安京遷都の際に、都の四方を守るために造られた王城鎮護の神社で、岡崎神社は四方のうち、東を守る神として鎮座しています。そのため、東天王と呼ばれ、厄除の神として今も信仰を集めています。そして、先述のように、岡崎の辺りは野ウサギの生息地だったため、この岡崎神社の氏神様のお使いは兎であると考えられていました。そのため、境内では御手水の所や狛犬の台座、本殿燈篭、斎館の欄間などにウサギを見つけることができます。岡崎神社を訪れられた際には探してみられてはいかがでしょう。
また、ウサギが多産なことから子授けの神としても信仰されており、先ほども登場した御手水のウサギは撫でたり、水を掛けたりして拝むと、子供を授かったり、安産になると言われています。
その他にも、境内には全国的にみても珍しい竜神様と呼ばれている雨ノ社(雨乞いの神様)がありますし、10月には氏子祭も行われます。氏子祭では、子どもみこし10基と稚児列が氏子町へ繰り出しますし、境内に飾られる剣鉾も見ものですので、是非一度訪れられてはいかがでしょう。
建立:794(延暦13)年



岡崎神社
住所:京都市左京区岡崎東天王町51番地
拝観時間:9:00〜17:00 無休 拝観無料
問合せ:075-771-1963
アクセス:地下鉄東西線 蹴上駅 徒歩10分/市バス 岡崎神社停 徒歩1分・東天王町停 徒歩3分



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