かにかくに祭

kanohco2005-10-29

みなさんは「かにかくに祭」ってご存知ですか?
私はその行事の事を会社の先輩から教えてもらったのですが、なかなか京都らしい行事だったのでご紹介させて頂きます。
「かにかくに祭」とは、京都・祇園をこよなく愛した歌人吉井勇さんをしのぶもので、毎年11月8日頃、京都市東山区祇園の白川のほとりで営まれている行事です。歌人吉井勇さんは明治42年(1909)、石川啄木らと一緒に文芸雑誌『スバル』を創刊された方です。北白川周辺に住んだ晩年、祇園の花街に通い、「かにかくに/祇園はこひし/寝るときも/枕の下を/水のながるる」という歌を詠まれ、それにちなんでつけられたのが、「かにかくに祭」なのです。秋晴れもさわやかな季節に、華やかに着飾った芸舞妓さんたちが、白川がせせらぐ祇園新橋近くに建てられた歌碑を訪れ、白菊を献花し、参列した知人らが故人をしのびます。
京情緒あふれる風景をおさめようと、観光客の方々も訪れるようになっているようなので、是非一度ご覧になられてはいかがでしょうか。
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