秋のお寺で座禅体験!

kanohco2005-10-11

皆さんは、座禅を体験されたことがありますか?
私は大学時代にサークル内で古寺部なるものを作り、神社仏閣を巡るという活動をしていたのですが、その活動で一度座禅を体験しました。私たちが、お邪魔したのは源光庵というお寺でした。
源光庵は、貞和2年(1346)、臨済宗大本山大徳寺の高僧、徹翁国師(てつおう)により隠居所として開創されたものですが、のちの元禄7年(1694)加賀国大乗寺二十七代曹洞宗復古道人の卍山道白禅師(まんざん)が曹洞宗に改宗し、再興されたものです。現在の本堂は元禄7年の創建で、加賀の住人静家居士の建立によるものです。本堂右手には「悟りの窓」という丸窓と、「迷いの窓」という四角い窓があり、2つの窓越しに庭園を望むことができます。「悟りの窓」は、「禅・円通」の心を表し円は大宇宙を表現しています。「迷いの窓」は人間の生涯を象徴し、「生老病死・四苦八苦」を表しているそうです。また本堂廊下には伏見城の遺構と伝わる血天井があります。徳川方の鳥居元忠らが自刃した時のものです。本堂裏の西の谷にある「稚児井」という井戸には六百三十余年前より伝説があって、水飢饉で困っていた時、一人の子供が現われ、この井戸のことを教えてくれ人々を救ったとのことです。
さてさて、実際に私が座禅を体験して感じたことですが…よく悟りを開くとか無の境地に至るなどと言いますが、ただただ足が痛くて『まだか・・・まだか・・・いつ終わるんだ・・・みんな足痛くないのだろうか・・・』と雑念ばかりでした。座禅が終わるとお寺の方と座禅を体験した皆さんとでお話をする時間があったのですが、やはり初めて座禅体験した仲間達は私と同じようなことを考えていたみたいです。お寺で過ごす時間はとてもゆったりとしていて心が落ち着きました。これから秋になり、紅葉も綺麗な季節になりますので是非座禅体験に足を運んでみてください。

拝  観
◎拝観時間 午前9時〜午後5時 ◎拝 観 料 300円
アクセス
◎京都駅より市バス6系統玄琢行き源光庵前下車
地下鉄烏丸線北大路駅より市バス北1号系統玄琢行き源光庵前下車

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