伏見港公園プール

先日、京都市温水プールをご紹介致しましたが、京都には、それ以外にもいくつかのプールがあります。そこで、本日は前回に引続き京都のプールをご紹介させて頂こうと思うのですが、皆様は伏見港という場所をご存知でしょうか。
伏見港は、豊臣秀吉伏見桃山城を築城する際に、淀川運河の基地として、治水工事を行って開いた河川港で、大阪との水運の拠点として大いに栄えたのだそうです。その後、高瀬川が通され京都との往来も盛んになり、更に琵琶湖疏水が開削されると、琵琶湖疏水とも接続して、大津から大阪までの物流の中継地点として栄えたのだそうです。この伏見港の最盛期は江戸時代で、その当時の三大都市である江戸・京・大阪に次ぐ日本第4位の人口を誇っていたのだそうです。また、問屋だけでなく、幕府の伝馬所や大名屋敷も立ち並び、船宿も数多く存在していたそうです。その一つが、幕末期に坂本龍馬が常宿としていた寺田屋なのですが、皆様も寺田屋騒動などといった出来事としてこの名前には聞き覚えがあるのではないでしょうか。
このように繁栄していた伏見港も、戦後、鉄道などといった陸上交通の発展に伴い衰退していき、昭和38年に港としての役割を終えました。今では、跡地は埋め立てられ、伏見港公園として、体育館やプール、テニスコートや相撲場など多くの施設を備えたスポーツの拠点として年間25万人を超える人でにぎわっています。公園内には、港のであった当時に頻繁に往来していた三十石舟の復元されたものや、港湾施設の復元模型が展示されていたり、濠川から三栖閘門の周辺は遊歩道が整備され、観光用には三十石船よりも小さいですが、十石舟が往来しています。春には桜や菜の花が美しく、酒蔵なども多く残っていますので、一度訪れてみられてはいかがでしょうか。
さて、この伏見港公園にあるプールは、幼児用プールと25mプールを備えた屋内プールと、夏の間だけ開かれる屋外プールの2つがあります。屋内プールは年間を通じて利用することができ、冬は温水プールになります。井戸水を利用しているプールの水は伏見の綺麗な水ですし、屋外プールには、小さいものですがスライダーもありますので、一度訪れてみられてはいかがでしょうか。



伏見港公園プール
住所:京都市伏見区葭島金井戸町
営業時間:9:30〜20:30
問合せ:075-611-7081
アクセス:京阪電車 中書島駅 徒歩3分



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☆伏見港公園☆