京都府立図書館
岡崎の、平安神宮の鳥居のすぐ近く、京都市美術館の真正面に、京都府立図書館があります。阪神大震災の際に、明治４２年に立てられたフランス風の建物が大きな被害を受け、外壁保存という形で、正面だけを残して改築されたのですが、今でも特徴ある趣を残しています。この府立図書館は、日本初の公立図書館と言われており、明治６年に京都府によって作られた集書院が基になっています。最初は三条高倉にあったのですが、明治４２年に岡崎に移されました。その当時の建物が（外壁だけですが）今も残されているものになります。
最近では、京都内の図書館ネットワークが発達し、相互利用ができるようになっているのですが、これらの図書館の中枢を担っている府立図書館では、それぞれの図書館からのリクエストに十分に答えられるだけの蔵書を誇っています。実際に開架書棚に並んでいるのは、その中のほんの一部にすぎないのですが、蔵書検索などで見たい本が見つかれば、出してきてもらえますので、上手く利用してみられてはいかがでしょう。
府立図書館では、児童書を扱っていないので子供が少なく、とても静かな雰囲気ですが、書架の間に椅子が置いてあったり、ちょっとしたスペースに机が備えてあったりするため、勉強している人の姿も多く見かけます。また、館内には、CD-ROMやビデオ資料、新聞のマイクロフィルムなどの閲覧コーナーもありますので、一度足を運んでみられてはいかがでしょう。
図書館は電子化が進んでおり、簡単に検索することができるようになりましたが、ふらふらと眺めながら気になった本を借り、岡崎公園や、疏水の辺りで日向ぼっこでもしながら本を読むのもたまにはいいのではないでしょうか。是非一度お試しください。
京都府立図書館
住所：〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9
開館時間：午前9時30分〜午後7時／日曜日 午前9時30分〜午後5時
休み：月曜日、第４木曜日、休日、年末年始
問合せ：TEL（075）762-4655 FAX（075）762-4653
アクセス：地下鉄東西線 東山駅 徒歩10分／市バス 京都会館・美術館前停 すぐ
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