広隆寺

聖徳太子と言えば皆様ご存知だと思いますが、教科書での名前の表記が変わることをご存知でしょうか。私が習った頃は「聖徳太子」という表記だったのですが、「聖徳太子厩戸王)」という表記になり、「厩戸王聖徳太子)」となっているそうなのですが、これが更に「厩戸王」になるのだそうです。ここでは聖徳太子と言う名前で通しますが、この聖徳太子には多くの謎があり、一度に10人の話を聞くことができたという説や、厩の前で生まれたとする説など多くあり、それぞれに論争が繰り広げられています。果ては、そもそも聖徳太子が存在していないとする説もあるそうです。また、以前のお札には聖徳太子肖像画が7回ほど登場しているのですが、その肖像画聖徳太子本人ではないとする説があるそうです。調べれば調べるほど謎にはまっていくようですが、なかなか楽しいので、いろいろと調べてみてはいかがでしょう。
さて、この聖徳太子に縁のある寺院には、四天王寺法隆寺などの聖徳太子建立の日本七大寺があり、その中の一つが京都にある広隆寺です。広隆寺は、聖徳太子から仏像をもらった秦河勝が建立したとされており、度々の火災などに見舞われながらも多くの仏像が残されているのだそうです。このお寺の成り立ちには、別の説もあり、広隆寺にもいろいろな謎がのこされているようです。
推古天皇の時代に建てられ、京都で最古の寺と言われている広隆寺には塔が無く、太秦駅を降りてすぐの南大門を潜ると、石畳の道の左右にお堂が並んでいます。新霊宝殿には50を超える仏像が安置されているそうで、その中の宝冠弥勒と呼ばれている弥勒菩薩半跏像は国宝1号に指定されているのだそうで、この宝冠弥勒とは別に、泣き弥勒と呼ばれる弥勒菩薩半跏像もあるます。その他にも、広隆寺の仏像の中には17体の国宝と、31体の重要文化財があるそうです。
太秦駅の近くにあるにも関わらず、境内は静けさが漂っていますので、ちょっとした息抜きにでも訪れられてみてはいかがでしょう。



広隆寺
住所:〒616-8162 京都市左京区太秦蜂岡町32
開門時間:境内自由 霊宝館9:00〜17:00 大人600円
桂宮院(八角円堂)は、4・5月、10・11月の日曜・祝日にのみ公開  大人200円
問合せ:075-861-1461
アクセス:京福電鉄嵐山線 太秦駅すぐ /市バス 右京区総合庁舎前停 徒歩2分



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